保護猫ハウスに来ているボランティアさん達には、茶白がとても凶暴だから気をつけてほしいと事前に伝えていた。



目が悪いのか、目の前に何か横切るとものすごい速さのパンチが出る。

ご飯をあげるの難しい時もあった。

人間は過去2年間で何度も負傷し、血まみれになった。



ボランティアさんが負傷しないといいな…

ずっとそう思っていた。




しかし、茶白は虚だった。




おそらく十数年、1匹で頑張って生きてきた。

たくさん戦ってきた強い猫。

これからも外で自由に茶白らしく生きていって、茶白らしく猫生を終えるつもりだったと思う。


地元の人にも憎めない猫として愛されてきていた。

たくさんご飯ももらっていた。




肉球はたくさん歩いた証の汚れが、お風呂に入っても落ちる事なく、残ったまま。


爪も変な方向に曲がっているところもある。



もう何がいいのかわからない。

まぁ正解はないだろう。

個人によって考えは違うし、そもそも茶白の猫生。

わかるわけがない。



何をどうしたって今すぐ何かできるわけではないので、とりあえず茶白の頭を指でつついてみた。




茶白、ついに撫でられる喜びを知る。



つづく…🐈