■「三角関係、ダメ絶対」
■渡/辺/カ/ナさんの『さ/よなら さ/んかく』(『マシ/カ/クロッ/ク』収録)みたいな愛あるすったもんだをどうしても高尾くんと緑間くんと誰か女の子でやりたくてちょっと昔に書いた話。(パロディというほどパロディではないので、パロディが読みたい方はご注意ください)なにか問題がありましたらお申し付け下さい。
■大体*4くらいまで続くんじゃないかと思いますが未定が予定。
■夢主一人称・私 デフォルト名・name子(なめ子)
アメーバなので脳内セルフ名前変換お願いいたします。
【バーサス・ヴィーエス・トライアングル*1】
おもむろに高尾が言った。
「俺と付き合ってください」
――時が止まった。
私は冷静に状況を分析する。
屋上にあつまった3人の男女、花も恥じらう女子高生・私と、私の幼馴染の高尾、そして高尾の友達の緑間くん。それぞれの膝の上には大小まちまちのお弁当がひろがり、私の手の中にはほのかに暖かい水筒が収まっている。今日のお茶は私の大好きなオレンジレモンティー。いや、カフェオレだったかもしれない。お汁粉だっけ?(だめだ、ちっとも冷静じゃない)
――誰と高尾が付きあうって?
私は緑間くんに視線を移した。緑間くんは『知らんぷり』という文字を頬にはっつけて、上品な箸さばきでもって玉子焼きを口に運んでいる。なるほど、緑間くんではないと。――現実を認めたくない私は私の後ろを振り返ったが、当然のごとく誰もいない。
「……高尾は妖精さんが好きなのか……」
私は呟いた。
「なめ子と真ちゃんしかいねえよ?」
高尾が落ち着きはらった声で答える。
私は動揺し、水筒をあおった。オレンジレモンティーでもなくカフェオレでもなくお汁粉でもない味が、あろうことかまっしぐらに気道に飛び込んでくる。激しくむせる私を、もふもふと玉子焼きを食べながら、緑間くんが呆れたように眺める。
高尾が付き合いたい?私と?
涙目のまま、嫌がる首をめぐらせ、私はどうにか高尾のほうを向いた。
視線がかちあう。
落ち着いているのは声ばっかりか。東京のナントカとかいう病院で産声を上げたときから16年間一緒にいたけれど、高尾のここまで緊張した顔は初めてじゃないかと思うくらい強張った真顔をして、高尾は私を見ていた。
本気なんだな、と私は思う。頭の中に走馬灯に似た何かがゆらいで消えた。深呼吸して、声を押し出す。
「…………ごめんわたし、緑間くんが好きだから」
一瞬の間合い。
今度は高尾と緑間くんが、仲良く同時にむせこんだ。
―――――
何故そのタイミングで告白したんだ、高尾……
元は「カフェオレと三角関係」みたいな内容でしたが、このあいだデータを入れてた外部の機械?みたいなものが壊れて、父に「直せん」と言われ絶望したので、白桃ウーロン茶に書き換えてやることにしました。私を置いてどこかへ消えてしまったデータへのささやかな報復です(迫真)
一回書きあがった話をもう一度書きなおすのってすごく楽ですがすごくつらいですね(魚目)
またそのうち続きをアップしようと思います。