ボンズの歴代2位タイ714号ホームラン
ついにボンズがベーブ・ルースに並ぶ714本のホームランを打った。
これで歴代2位タイとなったが、なぜここまで2位の記録が盛り上がっているのだろうか?
歴代1位のハンク・アーロンの時も大盛り上がりだった。
その時は歴代1位だったベーブ・ルースの記録に並んで追い越したから当然なのだが、盛り上がった意味が違った。
つまり、黒人が国民的英雄の記録を抜いてもいいのかということ。
ルースの記録は今でもアメリカの白人にとっては聖域なのです。
今は当時ほどの差別はありませんが、薬物疑惑の黒人に抜かれるのはたまったもんじゃない。
差別でなくても、記録として残すべきなのかは話の焦点となってますしね。
以前にも描きましたが、ボンズのバッティングセンスは素晴らしいものです。
コンパクトなスイングでそれでいてパワフル。
四球覚悟のギリギリの勝負をされる中での本塁打。
薬物だけではここまでの記録は残せません。
それだけに惜しい。やはり、数字と共に疑惑も残るでしょう。こうなれば記録は参考記録扱いです。
薬物を使っていようがいまいが、歴史的な記録は残せていただろうに・・・。
ちなみに、日本でも報道される理由は・・・単なる便乗でしょう。