つい何度も見ちゃう青春映画
「気に入ると飽きるまで何度も何度も同じ作品を見ちゃう」、これも意外とADHDあるあるなんじゃないかと思う。
私は本もマンガも映画も「気に入ったもの」を見倒すタイプ。だから、U-NEXTとかの「お気に入りリスト」が全然減らない(普通見終わったら消すよね?)。むしろどんどん伸びていく。
お金も時間も「新作に使えばいいじゃ~ん!」とは思うのだが、コレがそうはいかないのよ。中国ドラマの『永遠の桃花~三生三世~』とか、もう20周目ぐらいに突入しているかも。
んで、日本の映画だと「何度も見ちゃう」ジャンルは、もうダントツ、少女マンガの実写化・青春ストーリーだ。『高校デビュー』とか『私がモテてどうすんだ』とか、おバカ系大好き。ラブコメ枠の中でも、やっぱり学園ものが好きだな。
いや、マンガの実写化、特にキャスティングには賛否両論あるのはよく知っている。知っているので、まず「実写化」映画を見て「これは原作が面白いに違いない」と思ったものは原作を読む……というパターンにしている。
やっぱりマンガを先に読んじゃうと「カッコいいけど、この俳優じゃないんだよな」とか「あのシーンがカットされてる。重要なのに!」とか悶々としちゃうから、この順番はできるだけ守ることにしているのさ。守らなかったのは『ヲタ恋』ぐらいかも。
数あるマンガ原作映画の中で、もう数えられないぐらい何回も見ているのが『君に届け』だ。実は私、多部未華子ちゃんが大好きで「ちょっと見てみよう」と手を出したのだが、爽子役って他に誰か候補いたの? 多部ちゃん以外には考えられないと思う。
それにプラスして、三浦春馬くんの風早役、くぅ~~裏切らないなぁ。あの長い原作を「途中まで」とはいえ2時間にまとめた脚本もスゴいと思う。後から原作読んだから「よく、あのピン役を井浦新が引き受けたなぁ」とか、世間からはちょっとズレた感想なのかもしれない。
この映画に心惹かれてしまうのは、なんといっても「クラスの女子に溶け込めない」とか「自分が好きな男子を好きな女子が他にもいる」とか「友達と言われても、どこまで心を開いたらいいのかわからない」とか「好きな人と友達の違いって何?」とか、甘酸っぱい青春のエッセンスがギュギュッと詰まっているからなんじゃないかと思う。だから、どのシーン、どのセリフを切り取っても切なかったり、くすぐったかったりする。
もう1つ言えば、この映画「画面」の作り込みが古風なのだ。爽子の歩調に合わせて風早が押す自転車が「イマドキ」感ゼロ。河原で肉まんとあんまんをはんぶんこする「昭和」感。みんなで放課後に行くラーメン屋も「超レトロ」。
私自身の高校の思い出なんて40年以上前なんだけど、なんとなく重ねて見られる「入って来い」な感じに仕上げてある。BBAも楽しめる、優しい青春映画なのだな。
『君に届け』って今度NETFLIXでドラマ版をリメイクするんでしょ? ちょっと前に「あんまり見ないし」って、NETFLIXリストラしちゃったんだけど、どうしようかなぁ。
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