#今日のおやつはこれ
超デリケートな薯蕷饅頭の衝撃
またママが新聞の「お菓子コラム」を見て電話注文してしまった。今度はまんじゅう5000円(送料込み)だという。最近この「〇曜日にお菓子が着払いで届くから。よろしくね!」というパターンが増えてきた。まぁ、介護生活の「楽しみ」なんかタカが知れているので、彼女のためには喜ぶべきことかもしれない。
でも、内心は「先に相談してよ~」とか「URLが書いてあるんだから言ってくれればネットで買ったのに(しかも楽天ポイントがついたのに!)」とか「着払いは本当に面倒くさいから止めて!」とか叫んでいるのだが、ぐっと飲みこむ。
毎回毎回、ピヨピヨしたBBAからの電話注文に時間をかけて対応してくださるお店の皆様。本当にありがとうございます。m(__)m
で、届いたのは茨城県日立市の運平堂本店さんの「大みか饅頭」と「十三まいり」という2種類のお饅頭だった。「大みか饅頭」の方は山芋を使った小ぶりの薯蕷饅頭で日持ちがしない。一方の十三まいり」はバターの香る皮で黄身餡が包んである。私が好きなタイプの菓子だ。
で、「十三まいり」は予想どおりというか、洋菓子を超えるバターっぽさに驚く。添加物を全然使っていないので、イヤな味が全くしない。甘さもスッキリ。
問題は「大みか饅頭」なのだ。店は「製造後2~3日がおいしく召し上げっていただける目安」とか言っていたそうだが、宅配便で1日ロスしている。これは大変だ! だが、そんな憂いなど忘れさせてくれるような極上の食感だった。
薯蕷饅頭っていくつも食べてきたが、こんな「なまもの?」「もしかして果物なの?」というほどみずみずしいのは記憶にない。饅頭の皮なのに、まるでつきたての餅のようにシュルリと口からのどを通ってしまう。どうやったら漉し餡って、こんなに上品に作れるのだろう? 「もう何個でもイケちゃう」感じだ。
それでも「明日も大丈夫だろう」と思っていくつか残したのだが、これがダメだった。あのシュルルンな皮が乾いて割れが出てしまう。美味しいことは美味しいが、昨夜ほどの感動はない。まるで、小野小町が間違って玉手箱を開けちゃったような「たった一夜、乙女の老けっぷりがスゴ過ぎる」…という感じ。
やっぱり旨いものは作り立てをバクバクッと食べちゃうべきなのよね~。
そして本日は、また着払いで「高級柿の種」が届くらしい。「柿の種なんて100均で売っているのに」と思っても言えない。