暴れるほど欲しかった青い鯉のぼり | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

 

暴れるほど欲しかった青い鯉のぼり

 

もしかしたら、お気づきかもしれないが「ぽてたろう」というのはペンネームだ。

 

だが、実は本名も「読みようによっては男の子の名前に読めなくなくもなくもない?」といった感じ。ショートカットで半ズボン姿、仏頂面で撮った写真で願書を出したら、幼稚園の制服は半ズボンでできてきちゃったという……お人形も欲しがらないし、ちょっと親が心配する程度には「男の娘(?)」だったわけだ。

 

自分では全く憶えていないのだが、まだ幼稚園に入る前ぐらいのとき、とにかく「鯉のぼり」をやたら欲しがって親を困らせたそうだ。それも「女の子らしい赤」でもなく、掴んで離さないのは「青」。いくら「女の子にはお雛様があるでしょ?」と言っても納得しない。

 

しょうがないからパパとママは相談して、1mぐらいの小さめの青い鯉のぼりを1匹だけ買ったそうだ。「買った」といっても庭に竿があるでもない。可哀そうな鯉のぼりは、まるで洗濯物のように、毎朝庭のブランコにひっかけられていたらしい。証拠写真もばっちりで、ブランコにペタリとひっかかった鯉のぼりを背にニカニカと満面の笑みで撮られている。

 

その鯉のぼりは、一度中に綿を入れて「クッションもどき」にしてもらったのだが、それもボロボロになって、いつの間にか捨てられてしまった。

 

大学を卒業してカナダに住んでいたとき、ちょっとした縁で地元のサイキッカーに見てもらえることになった。日本だったら商業施設のすみっこで手相を見てもらうようなカジュアルなもの。1時間で20ドル払ったような気がする。

 

で、このサイキッカーのスー様、私に会ったとたん大混乱に陥った。「え? 待て、待て、待て。なんか変だ。あなたの過去が見えているはずなのに。私に見えるのは、あなたと同じ顔をした小さな男の子だ。もしかして双子の弟とかいる?」

 

……あ、この人、本当に“見える人”なのかもしれないと思ってしまった。追い打ちをかけるようにスー様は言った。

 

「大きな青い魚がいる。これは……絵? バルーン? 水の中ではないが泳いでいる。あなたって、圧倒的に“青い”人だ。でもこの青い魚はスピリットガイドではないね。魚がスピリットガイドだなんてアリか?(←本当はこの話、もっと超細かいエピソードまで「見られ」ちゃったんだけど、長くなるから省略)

 

曰く「今日は調子が悪いようでサイキックリーディングがうまくいかない。ホロスコープとタロットで見てあげるから、それで納得してちょうだい」

 

スー様の言ったことをまとめると、私は「ホロスコープが大変に極端で、得意なことと不得意なことの差が大き過ぎて苦労する。好きなことを仕事にできるし、お金にはまあまあ困らない」そうだ。ただし、もともとの魂の在り方がとても変わっているので、万人に理解されるというのは無理らしい。

 

まぁ、「これはハズレ」だと思うのはお金のことぐらいで、あとはだいたい「合っている」気がする。面倒くさいのでそのときは鯉のぼりの説明をしなかった。

 

それからもう少し大人になって、友達にマヤ歴のツォルキンというのを調べてもらった。そうしたら「太陽の紋章(健在意識)」というのが「青い夜」、「ウェブスペル(潜在意識)」というのが「青い鷲」だと言われた。なにこれ「圧倒的に青い人」じゃん。「三つ子の魂」とは言うけどさ、あの青い鯉のぼりは私に何してくれちゃったのかしらね? それとも私のなかの「青」が、無理やり鯉のぼりを引き寄せちゃったのか?

 

↓スピリットガイドは青い魚……ではないらしく、結局不明。

 

 

子供の頃すごく欲しかったもの

 

 

 

 

 

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