更年期は「ぼっち時間」を増やそう | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

 

更年期は「ぼっち時間」を増やそう

 

すっごくモヤモヤするのだが、更年期って「はい、今日から更年期に入りま~す!」とか「はい、終わりました~!」とか、はっきりしたサインがない。しかも人によって「いつ来るのか」も違う。

 

日本の女性は「だいたい50歳前後で閉経」するのだが、その「前5年」と「後5年」の10年間が更年期ということになる。

 

症状も強弱も人それぞれで「死んだら楽になるかもって考えちゃった…」という人もいるし、「私はバタバタしているうちに、いつの間にか過ぎちゃったぁ~」という人もいる。ただでさえ50代というのは子供の巣立ちとか、自分の離職とか、親の介護とか、人生でもけっこう大きめの変化がドシドシくる時期なので「当たりどころ」の悪い人はけっこうつらい思いをする。

 

更年期の女性は大きく分けると2タイプだ。「メソメソ型」と「キーキー型」。

 

メソメソ型の人は「そんなことで?」と思うようなことがつらくて泣いてしまう。キーキー型はとにかくイライラして家族にあたったり、突然怒り出したりする。

 

どちらのタイプも、一時の衝動にかられて「とんでもないこと」をしてしまいがちなので、「離婚」「離職」「投資」「不倫」など、大きな決断を必要としたり、後に響いてくるような“判断”は避けたほうがいい。

 

「私が不倫?」とか思うかもしれないが、「女性ホルモン最後の反乱」というか“男”に走って失敗する女性は一定数いるらしい。

 

たとえば、アイドルの追っかけやグッズ購入で一財産溶かすとか、水泳のコーチと駆け落ち離婚しちゃったりとか、ダンナに内緒でマンション買っちゃったとか(←全部実話じゃ)。なんかこう「女として最後」みたいな妄想が膨らんで「何かしなくちゃ」って気分になるのかも。

 

「安心しろ」というかなんというか、閉経しても人生そんなに変わらないし、お洒落も恋も楽しめる。自分が「捨てない」限り、女は女だし、周囲もそう扱ってくれる。

 

「男はそういう目で見ないでしょう?」って? そんなことはない。だいたい男には閉経がないから実感がない。「奥さんが」という最寄りの案件だって「あ、そうなんだ。へえ」ぐらいのものだ。自分で「初めまして。ところで私、閉経してるんです。オホホ」と、自己紹介でもしない限り、誰にもわからない。

 

イライラもメソメソもせず、更年期のインパクトをできるだけ小さくするには、閉経の前段階から信頼できる婦人科の主治医を決めておくのがベスト。変化していく体調にソフトランディングできるよう手伝ってもらえれば鬼に金棒だ。

 

よく「閉経したら女性特有のガンのリスクも下がるでしょ?」と勘違いしている人もいるが、そんなことはない。かえってガンの頻発年齢に突入するのだから「なんでも相談できる婦人科医」はキープしておいたほうがいい。

 

もう1つは毎日少しずつでいいから「ぼっち時間」を増やすこと。1日中「奥さん」や「お母さん」の着ぐるみを着ている人は、脱ぎ捨てて「○○ちゃん」に戻る時間を持とう。

 

自分のためだけに使う時間。できれば週1とかで好きなところへ出かけられると、もっといい。「どこへ行けばいいのか、何をすればいいのか、急には思い浮かばない」という人は、とりあえずカフェへ。他人が淹れてくれた美味しいお茶を飲みながら、自分が「何をしたいのか」ぼんやり考えてみよう。

 

本当は「1人旅」ができると最高なんだけど、ガイドブックを1冊買って、妄想旅の計画を練るのも案外楽しい。

 

今までは映画を見るにも「これは子供たちが退屈する」という作品は避けていた? だったら。誰も付き合ってくれないけど「私は好き」という作品を見に行ったりするのもいい。

 

だって「ぼっちで行く」のだから、誰かの都合や好みに合わせる必要はない。ポップコーンを独り占めしたり、衝動的にホットドックが食べたくなったりして、その分ランチをスキップしたってOKだ。

 

50代って「大人になる最後のチャンスかも」って私は思っている。高校生のとき「将来どうしようか?」と悩んだように「これから30年、どう生きたいか」をよく考える助走期間みたいなものだ。

 

好きなことを楽しみながら年をとっていくために、「ぼっち時間」を増やして、自分が好きなこと、やりたいことをたくさん見つけよう。

 

たまには「家族のために」を忘れたっていいじゃん。みんなお湯ぐらい沸かせるし、電子レンジも使える。今はどこでもコンビニぐらいあるでしょう。バチは当たらないよ。

 

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