サブスク価値観の不一致
最近の母娘バトルのタネはサブスクだ。私がPC経由で見ている動画配信とかは、ママには「ややこしい」ので、それは抜きとして「隔週で家に届く」系のアイテムで、お互いにお互いの注文品をディスっている。
ママは高齢者専門で送ってくる雑誌やカタログの「食べ物」系広告に弱い。「6個パックが、さらに2セットでお安く~」とかいうコピーに踊らされ、我が家の人数(総勢2名)も考えず、すぐ大量に買ってしまう。「これも一種のボケなのか?」と心配になる頻度だ。
いざ届いても「う~ん、ちょっとイメージと違ったなぁ」とか言って、自分はほとんど食べないので、冷凍庫に不良在庫がどんどん溜まっていく。
私がブチ切れたのは、毎月送られてくる三陸のお魚だ。調理済みのパックが冷凍で来るので「手が抜ける」と言われればそうなのだが、湯せんで温めないとNGという面倒臭さ。せめてレンチンにしてほしい。
メニューはブリの照り焼きとかサバの味噌煮といったオーソドックス系(←ママはこっちが目当て)から「エスカベシュってどんな料理?」ってなものまで。これもまた「ものすごくマズくもないが、絶賛できる旨さでもない」。着々と冷凍庫に溜まっていく。
あるとき、届いた魚パックが冷凍庫に入り切らなくなり、メーカーに「隔月」にペースダウンしてほしいと頼んでみたのだが、「システム上それはできない」というので足抜けした。
それから半年余り、リメイクの効かない「サバのカレー煮」とか、ママが喜んで食べない系がまだ冷凍庫に残っている。賞味期限も切れているから、そろそろ黙って捨てちゃおうかなぁ。
ママが気に入らないのは、私の「生花のサブスク」だ。なかなか花屋さんに行くチャンスもないので、隔月1500円で家に届くように設定したのだが、「こんなシケた花が1500円もするの?」「メインになる花がない。こんなに短く切っちゃった花をどうするのよ?(←生け花目線)」と、うるさい、うるさい。届くたびにイライラするらしい。
これは私が折れた。確かに今の季節でも花の鮮度がイマイチなのだ。夏はもっと厳しいだろう。しかも割高。そしてやっぱり、花は花屋さんの店先で「この黄色いのを3本、あとこっちを……」と、そのときビビッときたものを選ばないと気分が上がらない。「花さえあればいい」ってもんでもないんだなぁ~としみじみ思った。まぁ、これも1回試してみないとわからないことよね。
で、昨日話し合って決めたのだ。サブスクで何かを定期的に届けてもらう場合、たとえ軍資金がポケットマネーであっても「事前に相談すること」と。
まぁ、ここで合意したって、広告を見て「欲しい!」となったら突っ走っちゃうのがADHD母娘なんだけどね。
↓たしかにこのボリュームで1500円は……なので止めた。