想像とかなり違った名物饅頭
最近のママの楽しみは、新聞に掲載されているエッセイで紹介された「おいしいもの」を、お店に直接電話をかけて取り寄せること。
まぁ、ほとんどのお店に公式ショッピングサイトがあるんだから、一声かけてくれれば先方にも面倒はかけないのに……と思いながらも「せっかく楽しんでいるんだから」と、お店の方角に手を合わせ、好きなようにやらせている。
介護生活も8年目に入って、足取りがヨチヨチなので「ショッピング」に連れ出すのはなかなか難しい。自分のお金で、自分が好きなものを自由に選んで買うというのは、相当にわくわくするのだろう。
たまに、食べもしない冷凍総菜のサブスクとかに引っかかってしまって、冷凍庫を溢れさせたりするのだが「まぁいいか」の範疇だ。
そんなママが「今週の木曜日に着払いでやまだまんじゅうが来るからね。お金払ってね」というので、私も楽しみにしていた。山田屋まんじゅう、旨いよね。あの漉し餡の上品さがたまらん。
↓「やまだまんじゅう」と聞いたら、普通はこれが頭に浮かぶ？
（写真：公式HPからお借りしてます）
で、昨日届いた小荷物を見たら、発送元が愛媛県じゃない。「あれ？」と思って開けてみると、「山田屋まんじゅう」ではなく、福岡県の「山田饅頭」だそうだ。
もう、紙の箱を開けただけで山田屋とは全然キャラが違う。香ばしい、甘い香りがする。開けてみるとふんわりとしたカステラ風の皮で包んだ黄身餡のお饅頭だった。
これが、軽くて旨い。「焼きたてはさぞや」と思わせる風味。バニラも何も入っていないのに、良い材料がほど良く焼けた感じの、ほんのり甘い香りが広がる。もうたまらん。
「これ……2個はイケちゃうね」
「うん。３個は軽くイケちゃうヤツじゃん」
ちょうど買ってあったルピシエの、桜の香りがする緑茶をお代わりしつつ、2人で３つずつ、あっという間に食べてしまった。
これはヤバい。
思い立ったらすぐに焼きたてを食べられる、福岡県嘉麻市周辺の人がとってもうらやましい。
↓お茶はこれ。贈答を買いに行ったついでに自家用も買っちゃった。
我が家では紅茶より緑茶が人気。
