手抜きの桜・馬鹿な桜 | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

手抜きの桜・馬鹿な桜

 

毎年毎年、桜ついての文章を求められるわけで、今年は手抜きだ。

私ももっと桜の“引き出し”を増やさねば、また来年も書けないのだろう。

これは昨年の3月27日に載せたものの使い回しで、遡れば1990年代半ばに『ダ・ヴィンチ』という雑誌のために書いたエッセイ。雑誌仕様だったデティールをブログ用に少し変えてある。

 

 

馬鹿な桜

御衣黄、御車返し、糸括、咲耶姫、神代曙……みな桜につけられた趣のある名前だ。もちろん花もゆかしく美しい。だが、日本人が「桜」と言われてイメージするのは、やはり染井吉野なのではないだろうか。

 

 

染井吉野を「おバカな桜(sutupid cherry)」と呼んだ人がいた。カナダでホームステイ生活をしていた頃のホストマザーだ。

 

「あの桜は花が地味だし、実がならない。花弁も散らかるから掃除が大変なの。その点、私が育った家にあった桜の木は利口だったわ。花は濃いピンクでゴージャス、毎年食べきれないほどの実をつけたのよ」

 

彼女は知らないのだ。染井吉野は「零れ桜」、つまり散りゆく姿が美しい。千鳥ヶ淵にたなびく花霞、新宿御苑の芝に広がる花の絨毯、水面を薄紅に染める目黒川。花弁のシャワーを浴びているような外濠公園の桜吹雪。福音のように、手のひらにそっと届く四谷見附の飛花。

 

まだ東京は三分咲き、これから満開に向かうところだが、今年も花見は零れ桜の頃にしようと考えている。

 

↓ゴージャスな八重も好き

 

 

↓シャアのためのサービスカット

国立 紀伊国屋のさくら餅

 

今日はさくらの日

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