気分をアゲる7つの習慣 1 | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

非ADHDでも応用可能!

成人ADHD気分をアゲる7つの習慣 Vol.1

ポジティブ心理学の分野から見えてきた戦略

Psychology Today: 2019年8月20日

スコット・シャピロ医師

 

大人のADHD族は特に原因のない不安感やうつ病など心の問題を抱えやすい傾向がある。理由は1つではない「脳のユニークさ」が絡み合ったり、生涯にわたって生活上「うまくいかない」という葛藤に直面したりしやすいからだ。

 

マーティン・セリグマン博士が開拓した「ポジティブ心理学」と呼ばれる分野では、個人と地域社会が共に成長する戦略を研究している。ポジティブ心理学には成人ADHD族に役立つ戦略がいろいろあるので、今回は「毎日の気分をアゲる7つの習慣」を紹介する。

 

にわかには信じられないかもしれないが、まずは「だまされた」と思ってトライしてみてほしい。最初は「丸ごと」ではないかもしれないが、この7つの習慣にはかならず「これは役に立つ」と思える部分があるはずなので、良いと思ったものから実験的に1つずつ進めていくことをお勧めする。

 

1.感謝の気持ちを持つ

2.長所に焦点を当てる

3.可能な限り最高の自分を想像する

4.やさしく・親切にする

5.目標を設定する

6.楽しい経験を味わう

7.マインドフルネス

 

今回は1と2について説明する。

 

1.感謝の気持ちを持つ

ポジティブ心理学の研究結果では「感謝の気持ち」を意識する人々は、幸福感が大きく、より良い気分であり、逆に不安感は小さくなることを示している。

 

感謝を意識する方法はたくさんある。その1つは、週に1回「感謝の記録」を書くこと。そのとき感謝の気持ちを感じること5つを挙げ、その理由を書いていく。また、誰か感謝したい人がいたら御礼のメモやカードを書いて送るという方法も有効だ。

 

2.長所に焦点を当てる

ADHD族は学校や仕事で「苦手なこと」に取り組まねばならないことが多い。そんなとき、ポジティブ心理学の調査では、「自分の長所」に意識を向けることで生産性と幸福感がアップするという結果が出ている。ミッシェル・マクエイドが行った調査ではADHD族の70%が自分の長所を活かした職業についていることがわかった。

 

あなたは、自分の長所には気づいていないか、気づいていてもまだ十分に使いこなしてはいないかもしれない。自分の隠れた長所を探る1つの方法として「強み診断ツールVIA-IS(英語版しかない)」が役に立つ。

※日本の職業適性検査を非常によく似ている

 

 

次回は

3.可能な限り最高の自分を想像する

4.やさしく・親切にする

5.目標を設定する