ADHD的高校生活 先生に相談することなのか? | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

 

ADHD的高校生活

友達増えたけど、先生に相談することなのか?

 

小中学校時代、友達関係が長く続かないことに悩んでいた。おしゃべりしたり、一緒にお弁当を食べたり、放課後家に遊びに行ったりはするのだが、クラス替えがあると「それまで」という感じだ。私には「うわべだけ」の「顔見知り」がいるだけで、本当は「友達」はいないのではないのかと感じていた。別にイジメられたり無視されたりするわけではないが、「女子3人組」の一員には選ばれない。ハードルは高い。その状況が高校に入ってから好転した。

 

●イモヅル式で増えていく

きっかけは高校進学直後に行われた中学時代の同窓会だった。遅れていって、今まであまりしゃべったことのない男子3人と同じテーブルになったのだが、思ったより話がはずんで、すっかり仲良くなった。高校生の活動エリアで考えると、いわゆる「地元の友達」の誕生だ。その3人から進学先の子や予備校の子など、「イモヅル式」に知り合いが増えていく。学校やエリアの垣根を越えて、いろいろな人と遊べるようになった。私は学校の外だと、けっこう「おもしろいヤツ」なので、友達ができるのも速かった。

 

↓ずるずると

 

もう1つのきっかけは、私の部屋の「たまり場」化だ。はっきり言って、うちの親は私にアマい。「一人っ子だからワガママを言わないように育てた」などと言っているが、ワガママを言うスキがないほどユルくてアマいのだ。

 

高校に入って何回か帰りが遅くなったら「心配だから、遊ぶならウチに来てもらって遊びなさい」ということになった。そこからは男女を問わずひっきりなしに友達がウチにきていた。

 

まだ携帯が「1人1台」じゃなかった時代、親戚から「いつかけても電話がお話し中で困る」と言われ、私の部屋に専用回線を引いた。親に聞かれたくない電話のためにウチに来る子もいた。

 

●プライバシーがないんですけど

当時私は2部屋使っていた。眠くなると「じゃ、おやすみ」と言って、友達を放置したまま自分のベッドルームに入ってしまう。あとはそれぞれのタイミングで勝手に家に帰る。

 

放課後寄り道せずに帰宅しても、私より先にウチについている友がいて、「勉強する時間」どころか、自室に引き上げるまで、全くプライバシーがない。どんなに仲が良かろうが、この状況はうっとおしい。親はアテにならないので、あるとき担任に相談して「ぽてたろうの部屋ルール」を作ってもらった。

  • 放課後はいったん家に帰ってから遊びにいく
  • ぽてたろうが寝るといったら、家に帰る

以上である。担任もユルかったのだ。というか、ウチのような場所があると、居場所のない子供たちが安全に遊べるし、親がいる家で「悪いこと」といってもタカが知れているので、けっこう便利に思っていたのだと思う。

 

この頃の私はまだOD(起立性調節障害)の問題をかかえており、学校や出先でフラフラしていたのだが、友たちが助けてくれたり、フラッときても安全なように気を配ってくれたりした。

 

●便利屋ぽてたろう

中学時代は女子のグループに馴染めないと「あの子は男が好きなのよ」「モテたいのよ」とか見当違いなことを言われたりもしたが、高校生は少し大人でかしこく、私が「女の魅力で男子をひきつけているわけではない」ということがわかってくる。であれば、大変便利な存在だということにも気がつく。

 

まずは目当ての男子に関する情報提供、合コンもどきの連絡係、手紙やチョコの仲介役などなど。男も女も、ひそめた声で「ちょっと話があるんだけど」と言うとき、それは私の色恋ではない。間違いなくソイツの恋愛相談だ。あの頃、あの便利屋を商売にしていたらちょっと稼げたんじゃないかと思う。

 

家がたまり場で本人は便利屋って「利用されてるだけじゃん」。

そう言われたこともあった。たとえそうでも、小中時代に比べたらだいぶマシだし、断然楽しかったから、結果オーライだ。

 

↓告白しちゃえば?

 

●セクシュアリティはヘテロ

遊びは「紅一点」になることが多かったが、私は別に男になりたいわけでも、女の子が恋愛対象なわけでもない。ただ単純に人間性が「雑」、感情的かつ衝動的なのだ。思ったことはその瞬間に口から出ているし、「それイヤだな」というときは、もう「ウエッ」と顔に出ている。女子は雑に扱うと、すぐ怒ったり泣いたりするので言葉をオブラートで包まなければならない。仲良くなるチャンスもなかなかない。男子なら多少粗雑に接しても「それでも女か」ぐらいで済むのでラクチンなのだ。

 

今でも高校時代の「男子会」ラインに、なぜか私も入れられている。準オヤジ扱いだ。ちょっと前にファイスブック経由で「女子会」ラインにも入れてもらった。そっちのほうがドキドキするし、かなりうれしい。

 

↓ガールフレンド楽しい!