3連休 失敗しない衣替え | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

3連休 失敗しない衣替え

夏物を上手に収納、来年の手間を減らす!

ピンポイントでクリーニングを使って長持ち

 

「今年は秋がない」とか言いながら、そろそろ衣替えもカウントダウン時期。今週末の3連休で「いっきに衣替えを済ませたい」という人は多いはず。天気予報では「雨じゃない」地域が多そうなので、洗って、干して、風をあてて、収納。チャッチャと秋冬ものと入れ替えよう。

 

 

「衣替え」って家庭科でもちゃんと習ってないし、意外と自己流の人も多いはず。そこで、スタイリストさんにコツを教えてもらった。まずは基本的な衣替え作業(夏バージョン)の復習をしておこう。あ、「釈迦に説法」なマダム方は、ぜひコメント欄にアドバイスを!

 

夏物衣類の3大強敵は「虫食い」「黄ばみ」「カビ」

◆虫食い

衣類の「収納」で真っ先に頭に浮かぶのは防虫剤? 衣類につく虫はイガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシの4種類。主にウールやシルク、カシミアなど動物性の繊維が幼虫のエサになる。夏服の素材としては少ないものの、春から秋口にかけては虫の活動が活発になる時期なので注意が必要。夏物に卵を産みつけられて、クローゼットやタンスに侵入させないことが大事だ。

確かに夏物には虫が好きな動物性の繊維は少ないけれど、「食べこぼし」などのたんぱく質汚れが残っていると虫に食われる危険性アリ。日干しのときに虫がついていないか注意しよう。最近は、防カビ成分や黄ばみ防止成分が含まれている防虫剤もあるので上手に選ぼう。

虫が嫌う香りのレモングラスやラベンダー、ペパーミントのアロマでサシェを作って入れてるもの有効らしい。「冬はしっかりやるけど、夏の防虫はできるだけナチュラルに」という人は試してみては? 

冬物が中心だが、クリーニング店で防虫加工をしてもらうと効果絶大&持続。

 

◆黄ばみ

最近の節水型洗濯機で「落ちにくくなった」という噂もある人間の皮脂や汗の汚れ。洗濯してあっても、繊維の奥に落とし切れない汚れが残っていると、黄ばみや変色の原因になる。白いものをまとめて漬け置き洗いにするなど、まずは「しっかり落とす」からスタートを。

白いシャツなど黄ばみが気になりそうな服には、プロに「黄ばみ防止加工」をしてもらおう。ブラウスでクリーニング料金にプラス200~400円ぐらい。

 

◆カビ

実は、夏物をしまう衣替えの最重要ポイントはカビ。6月あたりのカビ繁殖シーズンから着始めて、梅雨や台風のジメジメ時期に着ていた夏服はカビがつきやすい。一度カビがついてしまうと色素が沈着して落ちなくなってしまう。近くにあった別の服に移ることも。クリーニング店ではカビがついていると「別洗い」になるので、断られたり、別料金になることもある。防ぐためには収納前パリパリに乾燥させておきたい。

 

 

衣替え、基本のアクションは4ステップ!

(1)収納する前に捨てるものを分別

「とりあえず、とっておこう」で、処分を来年に持ち越すと、労力と収納スペースの無駄遣い。今シーズン1回も着なかったもの、サイズが合わなくなったもの、生地が傷んだものは処分する。

 

(2)クリーニングか、家で洗う物か分別

◆クリーニング
クリーニングに出すものは食べこぼしのシミ、とれそうなボタンなどがないかチェックしておく。抜いてほしいシミの部分はしつけ糸などで囲み縫いして、「醤油」「カフェオレ」などシミの原因も書いておく。黄ばみや黒ずみが気になる部分もチェックしてクリーニング店に伝える。素人には落とせない汚れもプロなら落とせる場合も。

 

◆家洗い
洗濯していないもののほか、1回洗ってあってもカビ臭くなっているものや夏の間頻繁に着た白地のものなどをもう一度洗っておく。酸素系漂白剤を使うと黄ばみやカビ菌の繁殖が抑えやすくなる。

 

(3)虫干しで日光と風に当てる

洗濯ものは天気のいい日によく干して、徹底的に乾燥させる。クリーニングから戻った衣類も、一度ビニールを外して外で風をあて、不織布などのカバーをかけなおす。クリーニング店のビニールかけっぱなしはNGだ。

 

(4)小分けにして、収納する

 密閉性のある衣装ケースを用意。ケースの内側を防カビ効果のある除菌シートなどで拭き、よく乾かしてから使う。ケースの底に衣類用(衣装ケース用、引き出し用など)湿気とりパックやシートを入れ、たたんだ衣類を入れていく。ウチは湿気が強いので衣装ケース1個に引き出し用1個ぐらい入れておく。

 このとき、収納ケースに詰めるのは腹八分目まで。ギュウギュウづめにしてしまうと、たたみジワ以外のシワができてしまい、来シーズンに着る前にアイロンをかけることになる。ピシッとたたんでふんわり重ねてフタをすれば、来年そのまま出して着られる。

 最後に防虫剤を衣類の上にのせてフタをする。防虫剤の成分には下へ沈む性質のものが多いので、この方が効きがよい。

 

収納ボックスに入れるとき、分け方のコツってあるのだろうか?

いちばんいいのは細かい「季節ごと」。 たとえば、初夏に着た涼しい色でも暖かいカーディガンや麻の長袖シャツ、白いジャケット、スーツの中に着る半袖などは、夏物衣類の中でも真っ先に活躍するもの。そういう衣類を1箱にまとめて、出しやすい手前に収納。私は「はがせるラベル」に「初夏」と書いて貼っている。盛夏だけ着る薄手もの、水着、浴衣などのレジャー用品などは奥に収納。なんなら出番が来るまで収納したままでOK。夏物の涼しい素材でも秋っぽい色彩のものは暑さが戻ったときに重宝するので、10月まで待って収納。その分ケースとスペースを空けておく。できれば、水着や浴衣より1つ手前に収納したい。

 

「宅配クリーニング&預かりサービス」を利用して楽しちゃおう!
 楽天やアマゾンで扱っている宅配クリーニングは指定の袋に「10点」とか「つめ放題」とかギチギチで送るパターンが多い。仕上がりは巨大段ボール(小型冷蔵庫レベル)にふんわりと、またはハンガーにかかった状態で返ってくるパターンが多い。

半年保管のストレージサービスがついたものを選択すれば、秋に出すと来年の春まで預かってくれる。細かい指示用フォーマットがついてくるので、預ける枚数やシミ抜き(別料金)などの要望を書き込んで送るだけ。10点で1万円ぐらいなので割高だが、収納スペースが少ない場合はすごく便利だ。