「次は光の対策編」だって予告しちゃったよ。
「楽しみにしてる」と言ってくれた、しばにゃんゴメンね。
ちょっとスピードを出し過ぎてしまった感があるので、ここでブレーキ。
実は「ADHDについて、あまり知らない友さんも読んでくれているのでは?」ということで、「少し説明が必要かなぁ」ということになった。ちゃんとした説明はWiki (最後にリンクあり)に任せるとして、まずは自分の言葉で自由に書いてみるね。
ADHDとは「注意欠陥多動性障害」と訳されることが多い、(脳の)発達障害のひとつだ。
「障害」というのは「病気」とは違う。完治はしない、という意味で使われる言葉だ。どのくらいの症状があるか、医師の診断書が必要だが、発達障害で「障害者手帳」も取得することができる。
最近はその「治らない」「足りない」のイメージ払しょくなのか、ADHD=「注意欠如多動症」と訳されるようになってきたようだ。
毎回しつこく「ADHDは100人いたら100通り」と書いてきたが、最近は発達障害全体の中で「あなたは典型的なADHDね」というような人ばかりでなく、いろいろな難しさが重なった、いわば「ミックスちゃん」が多いことも分かってきた。このあたりの「組み分け」はコロコロ変わるので、あまり気にしていない。
ちなみに「ADHD」は銃数年前まで「ADD」と呼ばれていたので、米国では自分たちのことを「ADDer(アダ―)」、ADHD由来で「エディ」と言うことが多いようだ。日本でも女子は自分たちを「エディ」とか「エディちゃん」と呼んだり呼ばれたりしている。
私にとってADHDは「障害」というより、感じ方や考え方、つまり「脳の使い方のクセ」のようなものだ。クセを理解して使いやすい環境を作ってやれば、そんなに「えらいこっちゃ」な感じではない。お仕事もちゃんとできて、稼いでいる人は多い。
思いつきやカンを頼りに無計画に行動することが多いので、作家のトム・ハートマン(自身もADHD)は「一般の人は農耕民族、ADHDは狩猟民族」だと例えた。一つの視点ではあるが完璧な説明ではない。
別の人は一般の人たちをWINDOWS(汎用性が高い多数派)。ADHDをMac(特定のことが得意だが、金がかかる、使えるアプリが限られるなど欠点も多い)と例えていた。最近はWinとMacも互換性が高くなった。ADHDと非ADHDもそうあってほしい。
そもそもADHDとは? お勧めサイト
◆配慮から直接的な表現を避けているが、全体の雰囲気がつかみやすい日本イーライリリー(製薬会社)のサイト。特に子供の症状との対比がわかりやすい。チェックリストもある。
◆定義などが正確だけど、読むのに時間がかかるWikiの「ADHD」のページ(とっても正しい)