今日は防災の日 大地震がおさまったあと、どうする? | ぽてなまの~と 【ときどきADHD話】

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「なまいき」で「なまけもの」な「ぽてたろう」のノートです。
日常のあれこれや、その日考えたこと、そしてADHDや発達障害についての「あるある」などを書いてこうと思います。

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大地震、揺れがおさまったあと、どうする?
 

とりあえず自分の身の安全は確保できても、帰宅はできるか? 家族の安否確認は? ライフラインは止まっちゃうの? 避難所に行くべきなのはどんなとき? そんなときどうする?

 

 

Q1 いつどこで被災するかわからないので、一度家族で話し合って連絡方法など「被災したときはこうする」というルールを作っておいたほうがいいなと感じました。どうすればいいですか?」

 

地震のとき、家族と一緒に家にいるとは限りません。すぐに無事を確認したくても電話はなかなか通じないもの。東日本大震災のときは携帯電話よりメールやツイッターなどのほうが通じやすいエリアもあったようです。

ただし、携帯電話を持っていない子供やメールが苦手なお年寄りとの連絡方法も確認しておくべき。「災害用伝言ダイヤル171」の使い方をコピーして渡す、手帳に控えておくなど事前に準備しておきましょう。また、家が倒壊して離れなければならない場合に備え「家で会えないときは○○に集合」というように、最寄の避難所を確認しておきましょう。

 

Q2 外出先で電車が一斉に止まってしまい、家に帰れない人がたくさんいました。こういうとき、まずどう対処すべきでしょうか?

 

職場など、とりあえず安全な場所にいられる場合は無理をして帰宅しないで電車の開通を待ちましょう。万が一、土地勘のない街で地震にあってしまっても、自治体が公民館や学校などで帰宅困難者を受け入れ、交通網が回復するまで待機できる場所を提供してくれます。近くの交番などで場所を聞いて行ってみましょう。

また、ファミリーレストランなども店によっては特別措置で終夜営業し、帰宅困難者を受け入れてくれることがあります。

 

 

Q3 地震のときはやっぱり火災が心配です。どうしたらいいでしょうか?

 

大きな地震のときはガスが自動的に止まるといっても、やはりキッチンの火の始末は重要です。火が出たときのために家庭用の消火器は常備しておきましょう。

家から避難する必要がある場合は、最初の揺れが収まったら、ガスの元栓を閉め、電気はブレーカーを落としておきます。念のため、家電機器や暖房器具のコンセントも抜いておいたほうがいいでしょう。

また、気をつけたいのがガス漏れです。ガス管の破損によって少しずつ漏れたガスがたまって、タバコに火をつけたとたんに爆発するという危険性もあります。災害の後、タバコやろうそくなどに点火するときには細心の注意を。

 

Q4 指定の避難所は多くの人が殺到していて入れない状況でした。誰でも最寄りの避難所に入れるわけではないの?

 

避難所では帰宅困難者を一意的に受け入れてくれることもありますが、基本的にはその地域に住んでいる人が優先となります。その中でも自宅に倒壊の危険がある人、お年寄りや小さい子どもがいる人などが最優先。誰でもすぐに避難所に入れるわけではありません。自宅に残れる人は「水や食料だけをもらいに通う」「避難所に駐車した車の中で眠る」など、最初は不自由な生活を強いられるかもしれませんが、体制が整って受け入れ施設が増えてくれば、より快適な環境に移ることも可能になります。

 

Q5 うちは海岸に近いので、やっぱり津波が怖い。地震の後、どのくらいの時間で津波が到達するのか知りたいです。

 

これは震源の深さや海岸線からの距離、揺れの強さなどによって変化するので、ひとことで「○分後」とは言えません。東日本大震災では地震発生25分後に来た第二波が大きな被害をもたらしたと考えられています。また、奥尻島の場合は地震の後3~5分で大波が押し寄せたといわれています。とにかく、津波の危険を感じたら1分でも早く高台に避難しましょう。

 

東日本大震災のとき

なくて困ったものあると便利だったもの

(被災者からのひとこと)

 

市販の防災セットには「こんなものが必要?」というようなものが入っていることも。実際にはどんなものが「あると便利」なのか、経験者のアドバイスを参考に防災用品を準備しておきましょう。

 

停電と断水が2日ほど続き、唯一の通信手段だった携帯電話の電池が切れてしまいました。メールもできず、いつどこで給水があるのか、ガソリンの販売状況、スーパーの営業状況など、情報が全く得られなくて困りました。(茨城県つくば市)

 

スマホは今や“命綱”

予備のバッテリーや充電器を準備

給水や食料品配布などの情報は自治体のホームページで発表されることが多いのですが、スマホが電池切れだとネット検索することも、知り合いからのクチコミ情報を受け取ることもできなくなってしまいます。また、暗いところに閉じ込められてしまったときなど、スマホはライトとしても使えますできるだけいつもフル充電にしておきましょう。また電池式や手回し式、ソーラー電池の充電器などを用意しておくと停電のときでも使えて安心です。

 

断水が1週間ほど続き、お店もほとんど閉店状態で食糧調達が本当に困難でした。(福島県いわき市)

 

避難所にいても食べ物や暖をとる毛布などがほとんど届かず「自分でなんとかするしかない」状況でした。震災後3日間は車の中で寝起きしていました。食べ物がないことが不安で、とてもつらかったです。(宮城県仙台市)

 

そのまま食べられる食品をストック

普段食べているものをマメに入れ替えて

今回のような大規模災害では自治体自体が機能を失ってしまった地域も多く、なかなか救援物資が届きませんでした。

やはりある程度の食糧と飲料水の備蓄は必要です。非常食といえば長期保存が効く乾パンが一般的ですが、固くてお年寄りは食べにくいし、のども渇く。あまり実用的ではありません。おすすめはゼリー飲料やレトルト食品などの水がなくても食べられるもの。特別なものを買う必要はなくて、いつも食べているものをストックしておいて、半年ぐらいで入れ替えるのがいいでしょう。また食糧が配られるようになっても野菜などが食べられるようになるまで時間がかかります。マルチビタミン&ミネラルなどのサプリメントも用意しておくと安心です。

 

 

銀行がなかなか営業再開できず、非常用に現金を準備しておく必要性を感じました。(宮城県利布市)

 

震災後も避難所には行かず、自宅と車内で数日過ごしました。近所のお店が開けてくれても現金が必要。地震で倒れた棚から出てきたヘソクリを使って生活していました。(宮城県仙台市)

 

銀行からお金が引き出せるまで数日かかる

やはりある程度の現金を準備しておこう

すっかりキャッシュレスの便利さに慣れてしまった私たちですが、東日本の震災では停電になるとクレジットカードも銀行のキャッシュカードも使えなくなり、呆然としました。やはり、ある程度の現金は手元に置いておくべきでしょう。公衆電話などでコインも必要になります(災害時は無料ですが、発信時にコインの投入が必要。通話後に戻します)。

また、本人確認ができればカードや通帳がなくても銀行からお金を引き出したり、保険金の手続きをすることは可能です。とはいえ、やはり通帳や証書があったほうが手続はスムーズ。銀行の貸金庫に預けたり、家の耐火金庫に入れておくことができればより安心です。

 

たまたま素足だったので、散らばったガラスの破片などを踏まないように、雑誌を飛び石状に投げて足場にし、歩けるようにしました。(東京都大田区)

 

外に履いて出られるレベルの

室内履きを避難用に準備

地震で物が落ちて割れ、散乱したところを歩くことを考えると、やはり足元はしっかり守りたいところ。特に夜眠っているときはほとんどの人が素足です。夜中にグラッときたらすぐ履ける位置に室内履きを用意しておきましょう。最低でもスリッパ。できればそのまま外に履いて出て歩けるぐらいしっかりしたサンダル系のものがいい。非常持ち出しの中にもコンパクトにたためるスリッポンなど、履きやすい靴を入れておくと便利です。

 

断水になり、給水所との往復が体力的に大変でした。もう少し楽に水を運ぶ方法があったらぜひ知りたいです。(福島県福島市)

 

高層階に住む人ほど水の備蓄を

折りたたみ式のショッピングカートも便利

断水は誰でも困りますが、特にマンションの高層階に住んでいる人には深刻な問題です。もし停電してエレベーターが止まっていれば、重たい水のタンクやボトルを階段で運ばなければなりません。

飲料水だけでなくトイレを流す水も必要です。トイレに行きたくなるたびに階段を上り下りするのがイヤなら、飲料水と非常用トイレを最低1週間分用意しておきましょう。

水の配給を受けるときはたくさん入ってフタがしっかり閉められるポリタンクがベストですが、ないときは大きめのビニール袋も使えます。運ぶ時には台車や折り畳み式のショッピングカートがあると女性でも楽に運べます。カートに容器を固定するヒモと一緒に準備しておきましょう。

 

一番困ったのはガソリンが入手できなかったこと。出勤できませんでした。(宮城県角田町)

 

ガソリンはできるだけ満タンに

節約のためにエンジンはこまめに切る

東日本大震災では石油の供給施設が被災し、ガソリンや灯油不足がなかなか解消されませんでした。ガソリンは車を走らせるために必要なのはもちろん、車内で避難生活を送る場合はヒーターや電灯のエネルギー源としても不可欠です。「車体が重たくなると燃費が悪くなる」という考え方もありますが、いざという時に備えるのなら、普段からできるだけ満タンにしておく方がいいでしょう。

また、給油のために車で並ぶ場合はできるだけエンジンを切っておくこと。スタンドを何軒も回って無駄にガソリンを消耗するより「1カ所で気長に待つ」というのも一つの考え方です。

 

情報がないのが何よりも不安でした。やっぱりラジオはあったほうがいいですね。(宮城県仙台市)

 

停電でも聞ける電池式か充電式を

手回しのポータブルラジオも強い味方

停電でも電池さえあれば聞けて、さまざまな情報がゲットできるラジオはぜひ備えておきたいアイテム。最近は防災用品として手動で充電できるもの、携帯電話の充電器やライトとしても使えるものなどさまざまな商品があります。小型のポケットラジオをバッグに入れておくと、最新情報が聞けて安心です。周囲の人と情報がシェアできるのもラジオのいいところ

また、ラジオ局は地域密着型の放送局ほど安否情報や給水・食料支給情報などすぐに役立つ情報が多いもの。災害時には自治体がFM局を立ち上げることもあるのでチェックしてみましょう。

 

最も困ったのは停電になって、電化されたトイレまで使えなくなってしまったこと。(青森県むつ市)

 

断水になったとき、たまたま捨てていなかった風呂水が大活躍。トイレを流すときなど、本当に役立ちました。(宮城県仙台市)

 

家庭内で最大容量のタンクはお風呂

汲み置き水は大活躍

断水になったとき、活躍してくれるのがバスタブの水。いざというとき「飲む」ことまで考えれば、きれいに洗った浴槽に水道の水を溜めておくのもいいでしょう。平均的なバスタブで180~200Lの水が溜められます。

お風呂の残り湯もトイレを流すのに使えます。トイレで使う場合はタンクに溜めるのではなく、直接便器に注いで流しましょう。

 

オール電化は停電になると何もできません。ガスの調理器具やランタンなどの照明器具など最低限のものの準備が必要だったと思いました。(茨城県日立市)

 

カセット式のガスコンロがあると便利

アウトドア用品にも使えるアイテムが

燃料がガスや石油のストーブでも、点火スイッチなどの制御は電気で行っている機種は停電になると使えません。ガスだけで使えるコンロやカセット式の卓上コンロがあるとライフラインが断たれたときでもお湯をわかしたり、火で暖をとったりできます

日頃はアウトドア用品に興味がないという人も一度は売り場を覗いてみて。防災用品としても使える便利グッズがけっこうあります。

 

参考:

防災の日VOL.1:災害に備える非常食 被災地、飢餓からのリカバリー