2026年4月29日(wed)
GWには断トツ先頭を走っているはずの阪神タイガースは、投手が今一ピリッとせず、スッキリしない。という訳で気分転換に、春の高校野球を観戦するため、セキスイハイム松本スタジアムにやって来る。
本日は3試合が予定されているが、すでに私立同士の第一試合は中盤を迎えている。横浜ベイスターズの主砲・牧修吾選手の母校である松本第一高校と日本ウェルネス長野高校の対戦。(写真/松本第一は今春から導入されたDHをさっそく起用している)
第一試合は、11対1と松本第一が6回コールドで勝利する。次の試合の合間に読み進めているのは、柚月裕子著「虎狼の血」。ハードボイルド好みを知って、ブロガーさんが紹介してくれた。普段ならヤクザものは敬遠しがちだが、この作家なら間違いないだろうと、3作シリーズの第一弾を手に取る。
第二試合は県立同士の試合になるが、部員が少なくなり、選手として出場できない女子選手がノック補助を務める姿は珍しくなくなった(写真)。その内、この球場でも女子選手がノックをする姿が遠からずみられることだろう。
注目している中信連合チーム。安曇野トレーニングコースでいつも通る池田工業高校は、近年、部員が揃わず他校と連合を組んでいる。今年は、田川、梓川、明科、穂高商業、南安曇農業、蘇南高校と7校。豊科高校は単独で出場している。対戦相手は松本蟻ケ崎高校。もしかすると互角の戦いになるのではないかと期待している。
以前は、この中信連合に所属する高校もそれぞれ単独で出場していたのだ。それが、少子化に加え、部活の多様化により硬式野球部員は確実に減っている。さらに高校授業料の無償化によって、公立高校は軒並み定員を満たさなくなった。これから先、高校野球はどうなっていくのだろう。(写真/ベンチの保護者もどれだけ交流できているのか不明だが、一番人数が多い南安曇農業高校の校歌が流れる)
スコアボードには他球場の試合状況が伝えられるが、甲子園出場の常連で、今春の大会でも優勝候補の佐久長聖高校は、おそらく部員がぎりぎりの蓼科高校に大差をつけて勝利している。高校野球も二極化が進み、こうした〈痛い試合〉が地方大会では目立つようになってきている。
高校授業料の無償化によって、心配なのは職業高校に進学する生徒が減少することだ。特に技術大国・日本の基盤には工業高校出身の人が多いはずだ。それらの成り手がいなくなったら、それこそ日本は危うくなる。そんな懸念を抱くのは私だけだろうか。(写真/運営補助の選手たちがグラウンド整備車の泥を落としている)
2026春 高校野球観戦とセットのはずが… Vol.2に続く







