やっと、3カ月間の日本語と介護のお勉強を終えて、カンボジアに向けて帰っていったよ。
一人足りないけど、みんなが帰る前の日に、泣きながら、「帰りたーい…・」とラインで仲間の子に電話してきた。でも、逃げ出せないようだった。
短期滞在期限が過ぎるとオーバーステイになるが、その前に帰ってくれば、本人はお叱りだけで済むだろうけど、雇用主は不法就労助長罪で罰金どころでは済まないだろう。簡単に逃がすわけないか。
警察に捜索願を出してあるし、責任をもって探し出して、カンボジアに帰らすからね。と、みんなに約束をした。
お別れの前夜、ぽたらかのじいちゃんたちと鍋をつついて、お盆の夜、線香花火をしようと買っていたのをじいちゃんたちとぽたらかの路地でやった。
路地を吹き抜ける風が強くて、一つに火が付いたら、間髪を入れずにみんなでつける。その共同作業にじいちゃんたちも「童心にかえったようだな!」と心の底から楽しんでいた。
気を配る、相手の気持ちを思いやる。人を観察する。カンボジア人はこれが本当にできない。
勉強が嫌で、勉強をすればお金をもらえるだろうと思ってきた娘たちだから、真剣に覚える気もないし、2週間目で学級崩壊で、カンボジアに変えると言い出し、こっちは「ああ帰れ。普通、学校に行くときは授業料を払うものだぞ。それを荷物を別便で送ってきて払わされて、勝手に帰るのなら、自分で飛行機代払え。ないなら、泳いで帰れ。」
日本人がカンボジア迄泳いで帰れって言ったあ~。
泣いて親元に電話したらしいが、親も泳いで帰れば、と冷たい。その後も1週間に1度は帰るとふてくされる。
そんな中、この真ん中の二人が突如失踪。短期滞在では働いてはいけないとどんなに言い聞かせても、理解できないカンボジア人、パスポートがあれば働けるものと不法就労している友達のところへ行った。右の子は働けなくてすぐに帰ってきたが、左の子は未だ行方不明。可愛いから農繁期が終わったら、売られるかもしれないと、心配している。
成田に着いた時の写真と帰国するときの写真。
日本人みたいに色が白くなりたいと言っていたから、エステにも連れて行ってやり、鶯のフンの石鹼も買ってやり。でも、東南アジアの女性の黒いのは地が黒いだけではなく、汚れじゃないかと思う。顔を石鹼で洗う習慣がないので、毛穴が開ききっている。だから、まず、顔を洗えって。
今回、彼女たちに日本語を教える前に絵を教えること、いい音楽を聞かせること、つまり情操教育が必要だなと強く感じた。日本から学校を建設してもらうから、建物はふんだんにある。しかし、先生がいない。いても情操教育までは手が回らない。
私にはそういう才能はないが、初歩中の初歩くらい教えられるので、できなーい、とすぐ投げ出すのをなだめて根気強く絵を描かせた。それが功を奏してか、人を観る力が芽生えたようだ。少し大人びてみえる。
「また、日本に来たーい!。」と抱きついてくる娘たち。「やだ!もう、来るな!」
