ランの死 | ぽたらか

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ぽたらかは20年の歴史を閉じます

ペットの葬式を人間以上に手厚くすることに正直、疑問を以前は抱いていたのだが、うちのゴールデンは優秀なスタッフだから、寮のじいちゃんが死んだときさえもこんなに豪華に送ってやらなかったなあ。
 
1年前、みんなで手術のお金を出し合って、表層の癌は取ったのだが。私がタイに行っている間、ランは自力で体を起こすこともできなくなっていた。体をぶるぶる震わせて、ときおり振り絞るように鳴く。2階のベランダに天気のいいときは外にだして、たらいに湯を張って体を洗ってやる。尻尾のところを穴を開けて紙おむつをしてやる。スタッフもじいさんたちよりは親身に介護している。
 
でも、もうみていられない。「楽にさせてやろうよ。みんなの意見がまとまり、動物病院へ連れて行くことにした。30Kgはある巨体を1階の食堂に降ろしたら、喜んで尻尾だけを振っているのがいじらしい。公園に捨てられる前は室内で飼われていたらしい。だから、夏の暑いときなどは下に降ろしてやると喜んで嬉ションしていたものだ。
 
室内で飼うことが出来ないので、寮では看取ってやることができない。だから安楽死を選択した。もう限界だったのか、注射の針を刺して3秒で息を引き取った。「ランちゃん、Hさんを呼びにいきな。」と呼びかけてやった。
2週間前、失踪したHさん。イメージ 1ランが喜んで階段を駆け下りる。小柄な体で引きずり回されているHさん、みんなで「おやおや。ランちゃんご苦労だね。Hさんを散歩させてるのかい?」とからかわれていたものだった。
 
みんなのアイドル、癒し犬だった。有難うね。ランちゃん、先に逝ったじいちゃんたちをよろしくね。