喧嘩は江戸の華だぜ! | ぽたらか

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ぽたらかは20年の歴史を閉じます

ぽたらかが始まった頃は喧嘩もよくあった。「○○が包丁をもちだした!」と夜中に電話があったときは「誰も手出すんじゃないよ!今行くから。」といっておいて駆けつけたなり、、とび蹴りを食らわせる。胸ぐら掴んで風呂場へ連れて行き、頭から突っ込んでやる。手で叩くと痛いから履いていたサンダルではげ頭を叩く。連中はあまりの私の豹変ぶりに震え上がっている。「いいか、二度とそんなものをもちだすんじゃないよ。喧嘩は口だけにしろ。」暴れるのは私だけだったけど、今は喧嘩をする元気のある者もいなくて、喧嘩の仲裁と称して憂さ晴らしができなくなっちゃったぜ。

そんな中、みなはうすで喧嘩だと聞いて駆けつけた。みんな興奮して母国語やら英語やら、いっせいに話し出す。当事者たちはどちらも「向こうが悪いと。」攻めあっている。「ええーい、静かにしろ。いいか?戦争に正義はないんだ!喧嘩もどちらが正しくてどちらが悪いってことはないんだ。どっちも悪いよ!」

日本語オンリーで説教をしてやった。みんなストレスがたまっている。長い人で十数年も難民認定されず、仮放免申請をくりかえしているんだもの。先の見えないトンネル。この程度の喧嘩で済んだのが不思議なくらいだ。皆日本の切れるおっさんより、ずっと大人なんだ。

「つらいのはみんななんだから、我慢しようね、」「ハイ、ゴメンナサイ。ママ。」本当にお母さんに叱られた子供のように頭を下げてくれた。日本語でしかしゃべっていないけど、確かに通じているようだった。

昔みたいに私一人がストレス解消する喧嘩の仲裁ではないけれど、これはこれでよかった。でもやっぱ派手な立ち回りの喧嘩の仲裁がしてみたい。、