今まで積み重ねてきたものが内部から崩壊…… | ぽたらか

ぽたらか

ぽたらかは20年の歴史を閉じます

ぽたらか寮をバリアフリーに改修、女性寮もできた。難民支援緊急シェルターも満杯、外に向けて走り回っている最中に、内部から変なのが出てた!

わがぽたらかはストリートワーカーズコープをサブタイトルに掲げている。「万人は一人のために一人は万人のために」7年前、新宿から集まったホームレスたちが仕事がないから事業を起こそうよという私の呼びかけで、最初のうちはビラを配って営業をして仕事を取ってきたり、バイトにでるもの、留守をするもの、分け隔てなく経費を差し引いて残りは平等に分配をしたものだった。

あれから、スタッフの顔ぶれはめまぐるしく変わったが、基本的なやり方は変わっていなかった。仕事が出来るもの、出来ないもの、障害があるもの、健康なもの、不誠実な者以外は給料に差別は全くない。それで不満があるものはそっと出て行くだけだった。スタッフとして応募してきた人には正直にいう。それでもいいという人がここにいる。

それが昨年の秋、うちのホームページを見て、生活相談のメールを送ってきた35歳の男性がいた。住むところがないという。「ぽたらかの仕事を手伝ってくれれば住むところと食べることだけは補償してあげるよ、」と返せばすぐに彼はやってきた、その姿にぎょっとしたものだった。「おかあさんがいない、どうしよう」なんて、女々しい文章の割には屈強なまるでやくざのような風貌。(外観だけではなかった)

ヘルパー2級の資格を取って、ぽたらか名義の事務所に住み、ぽたらかの携帯を私用に使い、それで他社の事業所の仕事をしているんで、負担の割合の話を持ち出したら彼が切れた。労働基準局に訴え出た。未支払い相当分の給与30万円を払えという。労働基準局も例えNPOのボランティアでも仕事を頼んだら、雇用関係が発生する、正当な訴えであると認めた。

中途半端な要求だが、今のぽたらかにはその30万円という金がどうはたいたってでてこない。よしんば、あったって、30万円もあれば密林の中、爆弾の雨をかいくぐって、家族を殺されて日本にやってきてホームレスをしていたみなはうすの人たち13人分の3ヶ月の食費に充てることができるのに、と思うと……。

このままうっちゃっておくと、地上げ屋をやっていたという男だけに何をしでかすかわからない。だから。個人的に私がお金を出すと約束をした。ただし、2年ローンで。ぽたらかみたいなとこにたかったってなにもうるものはないのに。そのエネルギー、有意義なことに活かせないのかなあ。

なにがあってもぽたらかのやりかたが間違っているとは思えないんだけど、現実の理想郷ー〔ぽたらか〕時代遅れなのかなあ。