ぽたらか純愛物語 | ぽたらか

ぽたらか

ぽたらかは20年の歴史を閉じます

うちのスタッフのNさんは、結婚経験のない50代前半。ぽたらかへきて6年、きた当初は私の息子のお古Sサイズが入っていたのに、今や堂々3ケタ台、メタボ街道まっしぐらである。飢えた時代があったので、目の敵のように飯を食う。内蔵脂肪が殆どなので、部屋で大の字になっている姿を見ると、まるでなだれのごとく4畳半一杯に腹が広がっているようで、それは見事なものだ。

少なくとも、30Kg以上は体重が増えているから、30Kgもの米俵を常に腰に巻いたままだと思えば、確かにあれでは動くのも大変だろう。「いいよ、そんなもので。」と妥協が早いのもいたしかたないかもしれない。ところが、目の前に自分の射程距離範囲の女性が現れると、急に態度が変わる。

当然、男だったら、タイプの女性が現れると態度が変わるのは普通だ。しかし、彼の場合は実に分かりやすい。身体が斜めになっているのだ。相手に対して、直角になり、上半身がいくらか斜めになり、ひどく気取った声をだす。ぽたらかにも元女性といえるようなおばさんはたくさん出入りはしているが、ドデっと正面からお供え餅状態である。

そのおばさんたちよりか、年上の決して美しいとは言えず、【決して】スマートとはいえないある女性に彼はもう6年越しの恋をしている。その女性R子と私は6年前、インド珍道中をやった仲だ。過酷な旅行だったのに、彼女はインドにいって帰れば、5Kg太ったという大した人である。(普通はやせるものであるが)あこがれのパンジャビドレスを仕立てて貰ったら、同布のショールがない、慌てたところ、一人分の生地では足りなくて、ショールをズボンに継ぎ足されたという、かなりのふっくら体型である。

そのR子さんが久しぶりにぽたらかへ来た時、話に聞いていたがまだ見たことのない人に見せてくれた、Nさんの斜めポーズを。「わー、ホントに斜めだ。わかりやすいー。」と拍手喝采だった。

今、二人の婚前旅行をぽたらかの福利厚生で極秘に企画している。ただ、その前に二人ともなんとかやせさせないと、肝心なことができない、なにがって? ……交尾が。