フォーラム福島で開催された映画『夢みる給食』の上映会とトークイベント。
この日は、福島県喜多方市熱塩加納町で36年ものあいだ、地域の農とつながる学校給食の基礎を築いた、
坂内幸子先生をお迎えし、貴重なお話を伺う機会となりました。
「給食を変えると、町が変わる」——その言葉の重みを、改めて感じた時間でした。
地元の米と野菜でつくる「地域が運営する給食」
熱塩加納の有機給食づくりは、村の農家の「こんなにうまい米があるのに、なんで子どもたちは給食で食べてないの?」というひと言から始まったそうです。
平成元年、地元の有機米を使った完全米飯給食がスタート。それは全国に先駆けた取り組みでした。
さらに、地域の農家が朝、採りたての無農薬野菜を学校に届ける「まごころ野菜」の仕組みも整えられ、季節を感じながら、地元のおいしい食材を子どもたちが食べられる環境が育まれてきました。
食と地域をつなぐ、学びの連携
坂内先生の話の中では、学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを育てる姿が何度も描かれました。
・グリーンピースのさやむき体験
・家庭と学校のお味噌汁づくり比べ
・野菜の生産者と子どもたちの交流給食
・自分たちで植え、収穫したナスやもち米を給食に活用
地域の食材を「知る」「関わる」「味わう」体験が、子どもたちの心にも深く残っていきます。
給食は、子どもたちが「選べない食」
坂内先生が何度も語っていたのは、「子どもたちは食べ物を選べない」ということ。
だからこそ、大人たち——栄養士や調理員、先生や保護者が「どんな食材を選び、何を食べさせるか」を真剣に考えなければならないといいます。
「成長期の細胞に、できるだけ添加物や農薬を入れたくない」
その思いが、36年間の実践を支えてきた原動力でした。
映画から未来への“種まき”へ
イベントの終わりには、参加者からの質問も相次ぎ、「学校給食がここまで深いとは思わなかった」「地域でできることを考えたい」という声もありました。
私は、
「最果ての地で種をまく人」、という映画のエンディングにある言葉が好きです。
小さな種でも、蒔いておかなければ実らない。
今日ここに集まった皆さんが、それぞれの場所で“種まき”をしてくれたら嬉しいです♡」
おわりに
36年間にわたる熱塩加納の実践
その基礎を築いた坂内先生の実践は、単なる給食の話ではありません。
それは、命を守り、地域を育て、未来へつなぐ「食育の物語」でした。
わたしたち一人ひとりが、今日の食卓からできることを見直すことで、小さな種が未来へと広がっていく。そんな希望を感じた、あたたかくも力強い一日でした。
詳しくは、youtubeで配信しております!
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