よく、
「髪を育てる」とか
「爪を育てる」なんて言い方しますが、
誤解を恐れず言うなら
私は傷を育ててます。
髪や爪のように、エチケットとか人から見られることを意識するといったものではないけど、
自分の身体の一部として愛情込めて大切にしてるという意味では同じかも。
退院の前日看護師に、売店で「マイクロポアテープ」を買ってくるように言われました。
ケガや手術でもしないと馴染みのない代物なのですが、
手術痕に貼ることで、傷の盛り上がりやケロイド化を防ぐ効果があります。
入院中は防水フィルムのようなものを貼っていて、
家ではマイクロポアを貼り替えながらケアをしてくださいということでした。
ある程度の期間ケアをしておかないと、皮膚トラブルの原因になるそうです。
《参考》→ 傷痕について
マイクロポアは住友スリーエムの製品です↓
同じくスリーエムの製品で、巻きが5メートルと少なめだけど、
(普通のマイクロポアは9.1m)
接着面が柔らかいシリコンで、普通のマイクロポアよりも肌に優しいらしく
試しに1巻き購入。
使い心地はどうでしょう。
非接着面側が細かいワッフル状になっており、手できれいにちぎれます。
接着面側はシリコンなので、普通タイプよりも厚みがあります。
(厚みによる支障は全く無いと思います。)
しっかり貼り付きます。
そして普通タイプよりもやさしく剥がせます。
良いところばかり挙がったけど、じゃあデメリットは![]()
使うこと自体には特に思い浮かばず、
強いていうなら普通タイプと比べて
・高い
・量が少ない
といったところかな。
(※メリットもデメリットも個人の意見です)
ご参考までに![]()
ちなみに商品到着前に、普通タイプで少しかぶれてしまい
その際にはかかりつけの乳腺クリニックで処方されたリンデロンVG軟膏で
すぐに治まりました![]()
冒頭で「傷を育てている」と書きましたが、
そこに思いが至るまでにはいろんな気持ちが交錯していました。
手術前、主治医が全摘の際のデメリットとして
「喪失感」があるでしょうと説明してくれましたが、
私自身は乳房をなくした喪失感よりも傷を見ることや入浴時に触ることへ
最初は恐怖に近いものを感じていました。
その表現にも違和感がありましたが、のちにそれは恐怖というより
心が傷ついているということに気づいて腑に落ちます。
普段はテープを貼ることで(肉体的な)傷から目を逸らし、
貼り替える時にお風呂で傷を泡ソープで洗いながらその度に心が傷ついて
それを繰り返しながら3ヶ月経つ頃にようやく見慣れて
傷もぺたんこになった胸も私の大切なものなんだと思えるようになりました。
もうすぐ術後から4ヶ月。
傷はとてもいとおしいです。

