面白かった。

何気なく、わたくし事の小さなことにとらわれた心で、タブレットで観ていたら、そのまま小さい画面のまま引き込まれた。

ぐいぐいと引き込まれたんじゃなくて、あまりのテンポの良さに、

要所要所で、あまりにスカッと入ってくる音楽に気持ちがさらわれてしまった。もしかして、ミュージカルの醍醐味だろか?

そういえば、昔から、心に太陽をくちびるに歌を、って言ってたもんなんだ。音楽って、やっぱりいいもんだ。


だけど、英語だ、とも思った。もしも歌詞の訳が字幕で出てなかったとすると、あの俳優や歌手などが、情感たっぷりに歌い上げるあの辺がわからないはずなんだけど、それでも熱烈に好きな曲っていうのは昔からあるにはあるけど、歌い上げるシーンのその辺の高揚感というのは、字幕を読みながら自分で自分を冷ましてしまう。どうしようという気になる。

何歌ってるかわからないほうがいいというときもある。ラップなんか、歌詞を細かく知ることになれば、韻を踏んでいたり、ダブルミーニングだったりの、語を操る技が効かせどころだろうけど、サンプリングのリズムや音と、ラップとがあれで合っているところが、面白くて惹かれるところがある。


ミュージカルは、なぜ突然歌を歌い出すか?のその意図みたいなところのことを、評論家か誰かは書いていた。

『グレイテストショーマン』は、それが、すごくテンポがよくて、最後まで観てしまった。

観ていたら、これはまるでAGTだ!とは思った。

Never Enoughの曲の、あのフレーズ、コールドプレイというバンドでなかったか?そのバンドの曲が連想されて思い出されてしまう。


YouTubeで、何曲か曲だけ聴き直した。

これらの曲、何回も聴くと、『アナ雪』と同じくらい、クセになるという性質の曲だなあと思う。

面白かったなあ。

AGTだ、うわあ

と思っちゃった。