AKBはかつて、きちんとしたピラミッド構造であったと思う。

その基準も明確であった。

ファン、ヲタによる投票でそのピラミッドの順列が決定した。
基準が明確であると、目標に向かって頑張れる。
頑張ることで次に繋がると自分もファンもが納得できる。
その世界がそこにはあった。

AKBの代名詞が総選挙である所以だ。



それが、いつから崩れてしまったのだろうか。

今、残念な事にあの時のピラミッド体制を見る事ができない。
作り上げてきたものが崩れ落ちていく様子を見ているようで、とても心苦しい。

まだ、ピラミッド体制の神セブンの1人であった渡辺麻友。

ピラミッドが崩れてバラバラと崩れ落ちた瓦礫の中に、一人輝きを増して、寂しげに、この置かれている現状を冷静に受け止め、今後を模索しながら、たたずんでいるように見える。




そんな中。
彼女は立候補した。

瓦礫の中からピラミッドをもう一度、一つ一つ積み上げて行くために、
そして、その頂点に立つべく
立候補を決めたのではないだろうか。