最近とても忙しくて、電車の中くらいしか読書の時間が取れません。
そんな中ですが、久しぶりに読書の感想を書きます。
今回は、「経営パワーの危機」です。
いわずと知れた三枝匡氏の三部作の1つです。
内容は他の二作品と同様、不振に陥った事業に送り込まれた
改革リーダーが、戦略的アプローチを駆使して事業を再建していく
プロセスを描いたサクセスストーリーです。
さて、勝手な考えですが経営の本には大きく2種類あると思っています。
1つは、経営者が自らの経営思想を書いた本です。
こちらはストーリーとしては面白いですが、汎用的な経営論ではないため、
実際に使おうとした際に応用がきかないケースが多い気がします。
もう1つは、コンサルタントが書く経営手法の本です。
こちらは汎用的な戦略的アプローチが書かれているので応用はしやすい
のかもしれませんが、机上の空論の域を出ないケースもあります。
本書は、その両者のいいとこどりをした内容になっており、
BCGで活躍し、自ら経営者を務める三枝氏ならではの本だと思います。
なお、本書の主人公は36歳と三部作の中で最も若く、
その分失敗も多く描かれているのが特徴です。そのため3つの作品の中で一番、
主人公の成長に重点が置かれているように思います。
分厚いですが、他の作品と同様引き込まれる一冊です!