2月28日午後、参院議員会館会議室で、福島の除染労働者が対環境省・厚労省交渉を行った。警戒区域内の除染作業に対しては危険手当として1人1万円が支給されることになっているが、実際には、末端労働者に渡っていない。この日、参加した除染労働者8人も受けとっておらず、支払いを求めた。「環境省はゼネコンに危険手当を払っているというが、私たちは誰一人受けとっていない。賃金は1万円そこそこにしかならない。これはゼネコンの詐欺ではないか。税金を使う国の事業でそんなデタラメが許されるのか。環境省は発注者責任があり、調査・指導を徹底してほしい」と強く訴えた。担当職員は「ゼネコンには指導している。そのあとの発注は民間同士の取引なので・・」と口をにごした。「ふくしま連帯ユニオン」に結集する除染労働者らは、1日には元請けの鹿島JVや下請け業者に抗議行動を行った。