昨日レジに立っていると、10歳位の男の子を連れた上品で優しそうな感じのお母さんが来た。スーパーの袋から何かを取り出し始めたため、私は「返品か交換ですか?」と聞いた。するとお母さんは「ええ・・」と言い、ドロドロのうちの商品を取り出して来た。お母さんは「これ3月に子供の学校用に着て行くものとして買ったんです。でも糸がほつれて来て・・。これって欠陥商品でしょ?たった5ヶ月しか着ていないのに、新品と交換して下さい」と言った。とりあえず店長を呼んだ。店長は泥の付いた商品を見て、「学校用に着ているという事は、ほぼ毎日ですよね?男の子なら動きも激しいし、糸のほつれは私で修繕しますから10分ほどお待ちを。新品商品とは交換できません」と言った。すると先ほどまでゆっくりと、笑みを浮かべながら話していたお母さんは、鬼の形相に変貌。大声で「それはオカシイわ!!いつもこのお店は、交換してくれますけど。あなたこの会社に何年目?きちんと採用されてる方?どういう採用基準で選ばれているのかしら?」怒鳴った。男の子はずーっとうつむいたまま、お母さんと手を繋いでいる。店長は「私は入社して30数年です。私は個人的な感情で申し上げているのではなく、会社の返品交換条件に基ずいて申し上げて・・」と言い切る前に、「冗談じゃないわ!!最初から欠陥商品を売った事に気が付かなかった、あんたらの責任でしょう?それを私のせいだと言うの?この女よ!この女が気付かずに私に売りつけたのよ、覚えているわ!!」と私を指差し怒鳴った。その時まだ入社してへんわ!!嘘付けー!!私が採用されたん7月半ばやねんけど・・アンタ3月に買うた言うたよな?そん時、まだ募集広告も出てへんかったわ!店長は責任ではない。ただ、そういう事は有り得ると説明。しかし、母親はそんな事は起きた事がないと怒鳴る。こいつは、どこのお店でもこうして商品を取り替えさせて来たのだろう。手馴れたもんである。結局、店長が「今回のみです」と言い、新しい商品を75%オフで購入させる事に。お母さんは500円程度を支払い、「また欠陥商品ではない事を祈るわ」と言いながら、再び優しい笑みを浮かべ、上機嫌で帰って行った。あれは再び来るだろう。怒鳴れば何とかなってきた味を占めているのだから。しかし、気の毒なのは少年である。母親があんなにお店で怒鳴る場面、店員を謝罪させる場面を見て育て良いもんなのか・・と大きなお世話を思うのであった。
イギリス毒舌日記
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