指宿スカイラインの走り屋は絶滅危惧種です。
まず車やバイクでよく走るやつは生産より年数がたっていて中古で状態が悪くても高価なことが理由です。
おじさん世代が若い頃は、普通にディーラーにいって
「このカタログにある高出力のデートカーください。」で、トヨタでも日産でもホンダでも普通に売ってました。いまあるものはカタログにはあるものの、安くて400万円とかなっちゃうので非常にハードルが高い。かといって仮に安価なモデルがあったとしても、もう時代じゃないので手遅れかもしれない。関心は呼べないと思う。
峠やサーキット場で、速い目立つ奴は、若い子の間でこういう車種になるのかな。
86にロールゲージ入れて足のいいやつに吸排気系。
それか外車のM4みたいな最初からすごいモデル。どちらも20歳。
86だと、車が程度のいいやつで中古で、300万円弱。それにパーツや取付他で130万円くらいかな。
M4は、最初からセッティングが決まっているけど価格が1400万円?1500万円?。
峠で速い連中だと、それ+40万円くらい単月にかかってきます。車両代修理代別。
主に、タイヤにオイル、ガソリン。
BMWM4は、タイヤ4本で50万円。それを3ヵ月で消費らしい。
ブレーキはカーボンで8000kmでオーバーホール。300万円だそうだ。
そうなると仕事とかをめちゃめちゃ頑張るか勉強とかを熱烈にすることになります。
いろんなモチベーションってありますが、少なくとも長期休暇の峠に若い人で数人こういうのが現われると、うれしく思います。
悲しいことは、彼らは地元鹿児島におさまらなくて県外の福岡で活躍しています。
私の希望としては、いつか地元の鹿児島で起業するなり親御さんの業を引き継いでもらいたいです。
BMW M4の人は、福岡で活躍しています。
「福岡の峠で、M4だと『おー、すげーですね』と言われます。」と教えてくれました。
戦後、ヨーロッパの大学などに留学するときに英国車のツーリスモモデルなどを作製してもらい持たせるという文化が一部日本人でもあったようです。
靴やバッグ、雨具などもそうですが、クルマなどもある程度しっかりしたモノを持たせないと周囲に適応できないという時代もありました。
初老の私ですが、20歳くらいの彼らに大型連休で峠で遊びましょうと声をかけられることを、うれしく思います。