商いをならった先生は、海運やタクシー、ホテル経営などをされている年配の方でした。

その方がいっていたのは、「商いで調子が悪くなる前に、現金残の金額の変動で『なんか変だな。』と思う時があったら、原因をすぐに探すべきだ。」という言葉がありました。

35年ぶりに、その言葉を思い出しています。

 

 

私は、テレビアンテナ工事・卸売り業という珍妙な商いをしています。

いろんな意味でリスクの大きい仕事なので、他業からの新規参入などもない変な業種。

4月にメーカーや他卸売りから仰々しく「20%から30%値上げします。」と連絡がありました。

「あーそうですか。」と軽く受けとめていました。

 

 

4月に資材の値上げをうけてから、5カ月になります。

軽くうけとめていましたが、5か月で200万円以上の損失が生まれました。

これで無策のまま、1年すぎると試算で、500万円程度の損失になる計算になりました。

さすがに、これは痛い。

 

 

毎日毎日働いているのに、損失が生まれるというのは実にキツイ。

前にザルみたいな会計する女がいましたが、それとごっつんくらいの破壊力。

 

価格改定することにします。

 

 

このくらいの損失で、価格改定して修正すれば、いつもの会計に戻ると思います。

峠で車で飛ばすのも危ないことですが、商いも注意散漫だと実に危ない。