小柄な女であることが、俺には救いだった。
広い居間を横切り、寝室に入るのだ。重くては、かなわない。
ベッドに女を放り投げると、壁に立てかけてある特製の棒を手にした。
アダルトショップに特別注文した棒で、両端に足首をくくりつけられる器具を取り付けてある。
小説のネタ用に作らせた物だが、まさか本当に使うことになるとは思っていなかった。
女の顔が、引きつり始めた。
ばたつかせる足を掴むと、
「変に動くと、痛い思いをするぞ」
と、ドスの利いた声を浴びせた。
そして片手ずつベッドの端に結びつけて、大の字にした。
「やめてください」と、女の力ない声が、部屋に響いている。
腕にだるさを覚えている俺は、ベッドの端に腰を下ろしながら一服した。