親父のお気に入り
「嫁さんにしろ!」
違うんだよなぁ、
ぜんぜん、違うよなあ。
やっぱ、いもうと、妹なんだよ。
だって、
どう考えても…
「するめいか みたい」
「噛めば噛むほど 味が出る って 感じなの」
「それとも、多重人格者…?」
持ってて当たり前、
なんだよな
居ないと淋しいんだョ
ぼく を
俺 に変えたのは
紛れもなく、あいつ、だ。
ぼく を、boku に変えたのも
俺 を、ore に変えたのも
やっぱり、あいつ、だ。
長い、なが~い、
あいつとの付き合いは、くっついたり 離れたり、の繰り返しだ。
バーチャルの世界に隠れていた俺を
リアルの世界に引き戻したのは、
あいつ、だ。
いっつも、いつも、走馬灯みたいに、
同じところを、グルグル、ぐるぐる…
誰かが止めるまで
誰かが声をかけるまで
ちょっと手を伸ばせばいいのに
それをしなかった
ぼくを boku に そして
俺に変えられた