kachiko 、、、
kachiko 、、、
あいつのことを思い出すと、いつも哀しくなってくる。
こういうのを、「瓢箪から駒」って言うのかい?
言わない? まっ、いいさ。
正直のところサ、minakoのいない淋しさの紛らわせで
付き合った女の子だったんだけどよ。
いつの間にかね、本気になってた気がする。
kachikoとの出逢いは、どういうんだろう…
静かな湖畔での水切り、とでも言えばいいかなあ。
縁が切れたはずの学校に行くはめになりやんして。
センセーから連絡が入り、後輩たちが困り果ててるってこと。
oreっチ、あのセンセーには借りがあるんで、渋々ながら、馳せ参じたってわけなんで。
一週間ほどかけて、文集作成を手伝いやしたよ。
校正に始まり印刷所との交渉まで。
印刷屋の親父、苦虫をかみつぶしてやんの。
奥さん、oreッチのファンなもんだから、何でもかんでも「お安く、お安く」だモン。
けど、突貫作業で、大変だあ。
二ヶ月はかかろうかってところを、半分の一ヶ月で仕上げたモンね。
まっ、可愛い後輩たちの為だかんな。
しょうがないっしョ。
なあんちゃって、ほんとのところは楽しかったス。
女の園っスからね、全員がジヨシコウセエー!!
いつの間にか、男どもの部員ゼロになってやがった。
もっともoreッチが入ったときも、部長の男が一人だけだったけど。
入れ替わりみたいになっちゃって、また一人だあ。
というより、部員って、oreッチを入れても五人だぜ。
全員が最上級生で、来年には卒業! 一丁上がり! ってわけよ。
焦りましたよ、ほんとに。
しかもよ、部活動ゼロなわけ。
他の部員の顔、誰一人として見てない。
違うや、お二人さんとは顔を合わせたっけ。
部長の男と、yayoiさん。
けへへ…古風な美人でさ、あこがれの女性だね。
なんの部かって? 言ってなかったっけ。
文芸部、どえぇす!