[赤児と銃弾の併存する街]五十一(五十一) 隣にお座りのお爺ちゃんお婆ちゃんが、被害に遭わずに済むんです。 ねえ、皆さん。 これだけ我々がお話ししても、被害者が出ているんです。 お帰りになった途端、いえ、この会場を出られた途端、今日の、今のこの話を忘れてしまわれるんです。 良いんですよ、忘れても。 細かいことをね、一々覚えてられません。