[赤児と銃弾の併存する街]四十四(四十四) “しっかりしろ! ここが正念場だぞ” ともすれば弱気になりがちな心を叱咤し鼓舞して、震える手をもう一方の手で抑え付けた。 「なんだと、こら! ふざけたこと言うと、いわすぞ、こら! どこの警察だよ。 新宿か、渋谷か。 そこらの警察には話が行ってるんだよ、こら! 相手になんかされねえよ。 聞いてんのかよ、こら!」