もう一つの[ブルー・じゃあず] (一) | toshichanのブログ

toshichanのブログ

【遅れてきた新人】の、内山敏洋 と申します。 蔵の中に溢れかえっている作品や頭の中に湧き出てくる作品を“どんどんと!”と、考えております。

黙れ、黙れ、黙れ! 調べはついているんだ。

お前の仕業だということは、お天道様がお見通しだ! 

ここは、すでに包囲していーる! 

貴様は、逃げらーれなーい!」


「あらぁ、なんてこったい。

どうしてそんなに おおごえでどなるんだよ。

けっ! まるであんたのうしろにいるにんげんどもを、みせびらかしているみたいなもんだぜ。

おれはえらいんだ、つよいんだ! って、
しきりにしょうめいしようと やっきになってるみたいだぜ」

----------------
(一)


その日はいつになくすがすがしい目覚めで、
部屋中に漂うコーヒーに意識が誘われてのこともあり、心はいつになく穏やかだった。


が、重い瞼を、開いては閉じ閉じては開き、そして閉じる…。

際限の無なこの営みに、再び睡魔に襲われようとしたとき、
カーテンの隙間から時折射るように射し込む朝の太陽の光が、
その閉ざされた目を鋭くえぐった。


熱いコーヒーからは白い湯気が立っている。

テーブル上の冷たい銀のフレームのサングラスに目をやり、
思わずため息ともつかぬ吐息を漏らしている。


風は時折、快い風を呼ぶ。

しかしカーテンの揺れる度の太陽の光に、思わず背を向けてしまう。

「すまないが、カーテンを閉めてくれないか!」