蒼い殺意 ~十七歳~[戻った彼女](一) | toshichanのブログ

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【遅れてきた新人】の、内山敏洋 と申します。 蔵の中に溢れかえっている作品や頭の中に湧き出てくる作品を“どんどんと!”と、考えております。

[戻った彼女](一)


今、惨めさが深く突き刺さっている。


女学生が憮然として帰ったからではない。

不満げな表情を見せたからでもない。

頑なに己自身を抑え続けたことが、である。



反道徳だ!

無道徳だ!

その壁を打ち破ろうとしない己自身に、惨めさを感じたのだ。



「何故だ?

結局ダメなのか俺は。

今の俺に未練があるというのか・・・


馬鹿な!

考えすぎるからかもしれない。

俺は、自由が欲しい。

絶対的な自由が欲しい。」



積み上げた本の中から、図書館から借りだした一冊を取り出した。