この時代の葉書を公開するということ。 | ◇白銅貨音楽堂◇れとろ絵葉書出張所

この時代の葉書を公開するということ。

祖父は明治生まれでした。人生の何割かを戦争の暗い時代に生きた人です。
自分も満州事変あたりの時代に戦争に行き、旧満州の風景や人々を描いた慰問ハガキを持ち帰りました。(でも未使用。)
このコレクションの中の「熱河討伐の戦況」は本人の体験した戦場の模様ではないかと思います。

祖父は南九州、わたしたち一家は関東に住んでいたため、子供のときに遊びに行ったことは一度もなく、祖父の口から昔の話はほとんど聞くことがありませんでした。
唯一聞いたのが「闇の中で川の水を使って炊飯をしたが翌日見たら川は死体から流れる血で赤く、ご飯も染まっていた」というもの。
これだけで戦場の悲惨さが伝わってきます。

そういうわけで、実はこの葉書の数々を公開することに少しためらいがありました。
かつての祖父の戦場であった地域は、現在も日本と微妙な関係にあります。
当時の日本が作成した「戦況」をこんな時期に安易に公開していいものか・・・

ですが、この葉書が作られたのは事実。
祖父が保管していたのも事実。
そして紙質の悪さと年月の流れによって劣化していくのも現実です
(´-ω-`)

いろいろ考えた結果、戦争ものの葉書にはコメントはつけず、葉書に添えられた文章だけを記述し、あくまでも葉書の内容を伝えるのみにとどめました。
少し物足りなさを感じるかもしれませんが、上記の理由でご了承くださいませ<(_ _)>

また、これらの葉書が作られた経緯、場所についてわたしはほとんど知りません。
なにか御存じの方がいらっしゃいましたらコメントを頂けるとありがたいです(^ ^)