春のイモ祭り~ その4 ナミアゲハの羽化と寄生蜂。
ちょっぴり悲しいお知らせから。
今回育てたナミアゲハが全部羽化しましたが、2匹寄生されてましたorz
最終の蛹になるときに保護できたもは室内で、外で蛹になったものは外で観察を継続。
外4匹、洗濯ネットの中に入れていたのですが…(詳細は後ほど)
いつまでたっても動きが見られないうえに、何か蛹が乾燥してる?し下の部分が茶色っぽくておかしいな…と調べてたら寄生バチにやられた蛹…とのことorz
よーく見ると、下の蛇腹に穴が4つ…orz
棒から取り外すと、軽いし硬いし命の重さを感じませんでした…(涙
今度、外で育てるにしても前蛹になるときには必ず室内に保護しようと決意です。
さて、暗い話はここまでで。
本日、最後の1匹が無事羽化して飛んでいきました!
この子は、ちょっと特別な子で あのみんなが拒絶した日向夏の木で、古い食べられる葉っぱを日々探して歩き回り、細々と生活。
その根性を見越して、日向夏で生活してもらっていました。
ただ、小さな未発達のアゴで古い葉っぱをかじるのは大変だったようで、ものすごく食べる量は少なく、兄弟がむちむちになってる頃
ようやく、終齢の脱皮前、という感じでした。
その後終齢に脱皮。
ちんまりした、ひょろ~っとした終齢に…うーん、これは蝶になれるか?(汗
という事で、日向夏実験生活はここで終わり。お疲れさま!
人気のなかった文旦にまだ葉っぱがあるので、お引っ越し。
よかった、食べてる!!
どんどん食べて、大きくなってねー!
7日ぐらい経過後、そろそろ蛹になるかなぁ…と観察。(蛹になる前に長距離移動するので)
元が小さかったので判断が難しい。
でも、どっか行っても困るし回収しよう!
と、思ったものの 上の方の枝にくっついており取れる気配なし(笑
背に腹は代えられないので(行方不明になったら困る)、枝切はさみを持ってきて、手の届く範囲で枝を持って…よし、切るぞ!!
すぱっ
ぽーん
…い、いもぉぉぉぉぉ!!!(叫
枝をしっかりつかんでなかったようで、枝を切った衝撃で吹っ飛びました、いもorz
イモが飛んでいった軌道を思い出し、落ちたと思われる箇所を探してもいない…
排水溝までは、飛んで行ってなかったと思うんだけど…と探していると
かさっ
地面の枯草の中から、土付きのイモがひょこっと顔を出しました。
「ご…ごめんね」
葉っぱごと回収してネットの中へ。
見つかって本当によかった…
これで行方不明はさけられるかな、とりあえず一安心。
と、思ったのもつかの間、不信感が出てきたようで前蛹になる場所がなかなか決まらず、永遠と歩いたり、離れたり、歩いたり、離れたり。
時々、葉っぱをかじったり…
イモが、どの段階化わからず見守っていると 翌朝、枝の天辺で前蛹になっていました。
体には、なんか黒い虫。
黒い…虫…、蛹にもなってないのに、寄生されてなんかでてくるの?(汗
小さい蜂?みたいな感じで、はらっても、はらっても、イモから離れず。
体に張り付いたまま ぐるぐる、ぐるぐる。
しつこいし!!何をやっても離れないので、枝ごとすぱっと切って、徹底的に対抗。
さすがに嫌だったようで、蜂はやっと離れて、そのままイモを室内に回収です。
後から調べると、アオムシコバチという寄生バチで、前蛹から脱皮して蛹になった時を狙って産卵するそうです。脱ぎたてって柔らかいですからね…(柔らかい期間も危険)
終齢幼虫や前蛹の時から体にくっついて、タイミングを待ってるみたいで…
蜂からすれば、これ(イモ)に卵産むんだ、予約中 みたいな感じ。
イモ好きからすると、なんかいやぁぁ(憎
この子を回収した時、まわりの蛹4つにも蜂がたかってたので、もしかしたら寄生された2つの蛹はこの蜂が原因だったのかもしれませんorz
たかってた蜂は始末しましたが、新しく生まれている…と考えると今後かなりの要警戒です。
帰巣本能ありますからね、虫は!
何にしても、回収できてよかった…この子には苦労させた分 無事蝶になって欲しいもの!
その特別な日向夏イモも、今朝起きると無事羽化!
何にせよ、蝶でよかったあぁ!!
サイズはかなり小さいです。でも、いい、蝶だから。
元気で楽しく過ごしてね~
今回も、たくさん勉強させてもらいました。
感謝しかないよ、ありがとう!
人気の文旦…うーん、どうしようかな、これ(爆