久しぶりにいい本があったのでご紹介です。
「農家が教える 耕さない農業」
指南書、ではなく 自然農や不耕起に何故路線変更したのか、
不耕起にしたらこんなふうに作業や野菜が変わった。
今から自然農やりたいな、不耕起に興味があるな、
という方にはとくにオススメの本です。
指南書ではありませんが、こういう方法でやってるよ、とかちゃんと載ってるので読んでいて あー、なるほどー とかも多々
写真も多く、読みやすい本です
●自然農らしき方法で畑を進めていて思ったこと。
・見た目が草ぼーぼーで野菜がどこにあるかわからないこともあるのでまわりから見たら放棄畑にみえることがある。
(雑草抜きなよ、手入れしなよ、など言われる)
・住宅街の畑だと、草ぼーぼーだと何か言われる可能性もあるので雑草の草丈や密度の調整が必要。
最低限、土壌を覆う、土に何か生きた根っこを置いておくのは必須なので背丈を低くしてこっそりキープ
・借りている畑だと、どこまでやっていいのか悩むことがある。
いずれ返したり、ここに家建てるよ、とかになった場合育てた土や生態系がもったいないなぁ…とか思うことがある。
でも、実験や経験だと思って前向きにやってる
・共存できる雑草とできない雑草がいるので、まずは自分の畑に生息している雑草を把握する必要がある
・いろんな虫が増えるので、虫が心底嫌いな人はつらい。
私は、虫や爬虫類が超苦手だったけど見てるうちに慣れた(きっかけもあるけど)
むしろ、「生態系」という視点で観察していると面白いことに気が付いた
・自然農や不耕起は、1年では整わない。
1年目は、虫を呼んだり(花植える)、土壌を整えたり、雑草を選別したり準備期間ぐらいの気持ちで本番は2年目から、ぐらいがよい
自然農に切り替えて一番感じたのは、虫って敏感。
環境が整ってくると、どこからともなくみんな寄ってきて、そこで食物連鎖やちゃんと生態系が確立される
そういう所も楽しめると、自然農は倍楽しいかも!
冬のイチゴ3、4年目。
結構野生化してきて元気(笑 今は寒いので冬眠中。
踏まないように目印(支柱)をつけてます