先月、サツマイモの葉に大きめのバッタがいたので相方に対処しといてー
っとお願いしたのが始まりで。
相方が手でつまんだら、体をぐにゃっと曲げてグイグイ嚙みつきに来たそう。
口は真っ赤で、ぎゃー気持悪いー と、蜘蛛の巣にぺっ。
私が振り向いた時には、すでに糸でぐるぐる巻きになっており
なんて素敵な連携…と感心したものです。
さて、口元が真っ赤で好戦的なバッタ。といえば、クビキリギスです。
その名の通り、発達した顎に真っ赤な口元、成体のまま越冬するちょっと特殊なキリギリス。
なんでそんな物騒な名前か、というと噛みついたら離さないけど、
無理やり引っ張ったら頭が抜けやすい構造で取れるから。
誰かの首が切れる、ではなく、自分の頭が取れるから、という理由でこんな名前らしい
ちょっと切ない
そんなクビキリギスですが、なんと、うちの畑が聖地認定されそうな予感(苦笑
先月、畑友がメヒシバ(イネ科)が大量に生えて抜いていたので
全部もらって通路に敷き詰めた所、ふっかふかの道がたくさんできました。
クビキリギスは、ススキなどの株元で越冬 らしく、イネ科のふかふか大好き!
早速、来てます。
みんな大好き黒ネット。
逆光で羽の中に産卵管が見えるのでメス。
しかも、単為生殖できるみたいでもう増えるの前提か?!
こちらは茶色のオス。
成虫になるときの湿度によって、高ければ緑、低ければ茶色になるそうで
この時点で複数個所から来てると予測。
毎日見かける量が増えてます
みんなすごいな…野生の感なのかな…
主にイネ科を食べて、時々コオロギとかも食べるかも?
主に草食、時々肉食。
捕まったら噛みつき攻撃でグイグイ
冬は成体で過ごすので、春先はすぐに産卵、夏に孵化。
他のバッタとは違うサイクルで過ごすみたいで、2年目も生きてることがある
というわけで、畑に迎え入れるか悩んだのですが
自然農は多種多様なので、悪さをしない限りは様子見になりました。
噛みつくので、足を抑えて写真を撮ったら
すごい顔された(笑
やるなら ひと思いにやれよ、チクショー!!みたいな。
実際、相方が処分する?って聞いてきたところだったので
別に放しちゃっていいよー で、手放したらものすごいジャンプで跳んで行った(笑
そのあと、ものすごいブルブル小刻みに震えてたので
相方が 怖かったんだろうか… と心配してたけど
調べてみたら、たぶん体温を上げるために震えてるではないか?との事。
ミツバチと同じ感じかな
越冬するといっても、体は変温動物だもんね
そうそう、別名があって「血吸いバッタ」「ショウガ食い」「クチベニ」「赤口(あかくち)」とあるのですが、他の方のブログを見たら、イチゴの実も食べてた!
春先に、イチゴで口元を真っ赤にして「イチゴバッタ」になったら許さん(笑