実技に平行してお願いしてみた1級受験への事務変更手続き。

この日は、トライするとの回答のみで結論は出ず。

この日は、日曜日ということもあり、ま当然のお返事だ。

詳細は、翌日にヤマハさんの免許センターへと言うことに。

 

さてさて、ロープワークを終えて桟橋に。

鎮座まします、FR-23

こいつで走り回れると思うとワクワクする。

でも、その前に、点検からレクチャーはスタートする。

教官曰く一番見るところが多い、船体の点検から順を追って進む。

口に出し、「・・・・を開始します」指差し、手触り、目視、確認、「よーし!」

「・・・・・・終わります」 という形だ。

若い頃なら、馬鹿にしてしまいそうなやりとり

でも、冷静に考えれば、最初に大げさすぎる印象で、頭と身体に叩き込む

これは、絶対に大事。

解かって、人が気付かないままさりげなく確実に行うのと

解からないで、やらないのとでは

見た目は同じでも全然

点検確認って、そもそもが、大げさだろうが、さりげなくやろうが、その程度より

やった結果が総てなのだから。

点検の次は、解らんと係留を行う 大事大事!

エンジンスタート、暖機運転 さていよいよボートは離岸する。

 

既に、3人を乗せた別のFR-23は桟橋を離れていた。

 

エンジン始動 暖機運転  感じた事はマリンエンジンの特性

そこそのパワフルな船外機のその感じ。

排気量も仕様もガソリン乗用車のエンジンそのものという感じなのに、そのフィールはあまりに違う。音が違う、ふけかたが全然違う、パワーの盛り上がりもまるで違う。

どちらかと言えば、内燃機関よりもモーターを感じさせる。

モーターボートとはよく言ったものだ。

 

いよいよ、操船、微速前進 デッドスローから、増速、そして滑走状態へ

操船するのは、もう一人の生徒さん、同世代?

こちらは、それを真剣に見る。

船の挙動と、エンジン回転とを身体で感じる。

デッドスローでは舵効きが極端に悪そう。

スピードを上げると見違える挙動変化。

滑走状態になると、これって・・・

過去に乗ったことの有るモーターボートにとはまるで別物だわ。

なんだ、これ。

船に詳しくない私には何て言うのかわからないけれど。

跳ねる回数が、それこそ飛躍的に少ない。

波の無い湖でも、僕の知るモーターボートは跳ねた。

今の船の飛躍的進歩というやつか??

23ft でこの安定はなんだ。

仕事柄、操船はしないが、世界中で日本で、いろんな船には乗ったものですから・・

13万8000トンのクルーザーから、ゴムボートまで・・・

 

「じゃ替わりましょうか・・」

いよいよ、自分での操船

 

デッドスローは予想通り、ターゲットが定まりにくい

でも、2000も回せばその特性は一変する

さらに3000 なんと言う快感だ

でも、ちょいトリムが上向き過ぎる感じが

更に上げると、おっ 良い 良い 安定した滑走だ

もうこうなると、楽しくてしかたない

停止も、変進なんてわくわく、滑走船 本当だバンクが逆だ・・・

人命救助も最初の1回は、寄せきれず 

近づいて構わないと聞き、そこからは楽しくて 楽しくて

近づきすぎたのを、タックインして逆サイドに出て交すなんて事も出切る様に

これには、教官もコメント、「思う動きと違う動きを船がした時に、とっさに教科書と違う手段を繰り出すのも操船ですから」

何度目か人命救助を続けるうちに、海は荒れてきた

停船中の船が一番揺れることを教わる

物凄い、凄い揺れだ 最新の技術もパワーを切った船には関係無いと言うほど揺れる。

午前の講習はあっと言う間に終了した。

 

昼食を挟んで午後の講習。

 

ちなみに、ニューポート江戸川には、評判のよいレストランがある。

楽しみではあったが、目的はボート、レストランごときでわずらわしいのはいやだし、混んでるみたいに書いてあったので、コンビニでおにぎり買ってきた。教室で食べる、なんと教官もお弁当グループだ。他の皆さんは、レストラングループ。

この日、レストランは混んでいないし、メニューはラザニアランチ・・・

なんだかなぁ~  混んでるなんて書かれたら・・

 

 

午後は午前の講習を、さらに精度をあげて行う。

離岸、接岸を徹底して行う。

特に接岸、ここは川、潮汐しだいで、右舷からつける、左舷から

逆を選択すると苦労するどころかまるで着けられない。

 

来週の試験日を想定して講習がはじまる

来週の今頃は、大潮の上げ

河口から上流に流れが川を逆流する。

今日は下げている。

ここは川上に向って、左岸が着岸ポイント

今日は、左舷が着けやすい

ためしに右舷を着けてみる様に教官が促す。

それまでは、左舷、デッドスローで川下から近づけて、行き足があるうちに、中立にして岸と平行によせれば黙っていても停船する。

後進で足を止めなくてもいい。

右舷を試すのは、もう一人

川上からデッドで寄せる

みるみる、スターンが川下に流され船が岸と直角に、やがて、流された。

寄せるどころではない。

教官が代わる

自分がやるならどうするかを考える。

スターンの残すために、後進にいれつつ寄せるか?

かなり、上に回りこんで早めに、岸に寄せてそのまま降りる。

教官は、やはり上から回し、スターンを上にキープしたまま寄せていく

それでも、バウと岸壁が作る角度が開いていくのを、後進で止める。

流れに後進で逆らい、平行にずらず、流石に教官だと思う。

そんな感じで、寄せるが、停船せずに離岸。

「これは、かなり難しいからやめておきましょう 当日の試験管にもここの流れのことは伝えましょう・・・・」

―― である。 正直 俺はここを寄せきる自身があったのだ。

やりたかったァー!

これには、後日と言うか、試験の日に強烈な落ちがあるのだけれど・・・

 

 

暗くなるまで、ボートを走らせる

最良の一日だった。

 

 

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