まるっきり人間を育成するスキルには適性を欠く人物が少なく無い中学教諭。
なぜ彼らはこの道に進んだのか?
多分、明日の人材を世におくるだすためなんて、崇高な動機の人間は多く無いのでは?
安定した勤務と将来
事なかれの中の安住。
それを求めて来たのではないかと、思わせる言動が多い。
また、絶対的な権力を安易に手に入れる。
恐ろしいほど狭義の絶対権力。
だが、彼らがそれを発揮する極めて狭い世界に置かれた者たちはたまった物ではない。
つまり、教室という狭い空間だ。
虚勢とも言える振る舞いには、未熟な子供たちでさえ、それが正当なものか、社会の中の相対的価値観で彼ら教師がリスペクトに足らない人間だと気付いている。
むしろ、気づかないのは中学教員というガラパゴス化した一種独特の社会空間に身を置く人間達だけではないのかとさえ、考える。