私の売った株は
その後も極端すぎる値上がりを示し
年度最高値はもちろんのこと、何処まで行くんだと言うくらいのピークを描く。
ここ1年以上まるでフラットだったものが、気高い棘のごとく空に伸びている。
タラレバは言いたかないが、3日手放すのが遅ければ、元金のプリウスは小ベンツになっていた。
まあ、タラレバでしかない。
それはそうと、運用と言うのは不思議なものである。
借金したのに、返済に自腹は切らず、さらに資産が増える。
こんなことが本当にある。
部屋を買う時に、現金で買おうか、ローンを組もうか考えた。サラリーマンが、まとまった金を低金利で手にするのは家を買う時くらいしか思い浮かばない。だとすると、虎の子を叩いて部屋を買っても、まとまった金など貸してはくれない。
なので、現金を使わずローンを組んだ。
その時、さる銀行が貯蓄連動という方法を提案してきた。金利は高かったが、金利がかからないなら高くても関係ないと、そこでまとまった金を借り、同額を預けた。
なるほど、初期費用と団体信用保険はかかるが、金利はかからず、即元本の返済が始まった。でも、この銀行は凄いことに、預けた金を外貨にしてもいいという。折からの円高だった当時のこと、その金を直ぐに外貨にした。外貨貯金だから、儲けは雑書得という高税率、おまけに手数料もFXとは比較にならないくらい高い。それでも、
人質の金で運用ができる。
当時円高の中で80円代のドルをありったけ買った。ローンの返済だけは円建なので一定の円は残す。円安に少しでも振れれば円にする。手数料を加味してドルを2円で元が取れるから、その辺はアバウトにチエックしておけばいい。円貨で持ったものは再び円高に戻れば買い戻す。一瞬の円安傾向を逃さなければいい、トレンドは円高だからベースは円で持つことを心がける。
これで、円高トレンドでもある程度利益を生む。やがて、トレンドは円安に向かう。
今度はドルがベースになる。円安に向いたら円にして、押し目を見てドルにする。
常にドルベースで今度は見る。
最後は120円に。
この間の利益はきちんと確定申告し、かなりの税金と翌年の住民税も払い。
それでも、返済額を超える利益が出る。
つまり、金借りて、ローンを利益から返済しても、更に利益。
これで、ローンはローンでなくなり、人質は利益を生むのだ。