お金には意思はない。
ただそこにあるもので、言わば水や空気と同じようなものだ。
それ自体は動きもしなければ、減りも増えもしない。
でも、水や空気と同じと例えたのは、ある法則を持って動くと言うことだ。
温度を与えれば蒸発したり膨張する様に。
金は動きがあるところに集まり、動くものだ。
血液と同じ、動脈を経て静脈を流れ戻っていく。その都度に役割を変化させながら。
動き無き所には金は寄り付かない。
死んだ金を抱えるか、金と無縁でいるか。
市場に大量の金が蠢く様に、一人一人も金の流れを持たなければならないと思う。
金を流さなければ金は入ってこない。

一定の法則、金は膨張する局面に集まり、縮小する局面から流出する。
これだけを考えても、逆張りは如何に無謀かが解る。
小さくても膨張局面で流れに入り、縮小局面ではいち早く抜け出す。
正張りだ。
底値もピークも過去にしか存在しない。
それをわかれば、自ずと見える。