このところのマーケットでは、この言葉が当てはまる。経済とカルマの挙動ひ共通性がある。
無制限緩和の初動、マーケットはアンダーステアだった。
つまり、笛吹けど踊らずだ。
なので、さらなる資金を市場に供給したら、流石のアンダーでも車は向きを変え始めた。
更に継続してステアリングを切り続けた。
マーケットはアンダーステアのまま推移した。
この頃、溢れた資金と景気回復への期待で、マーケットはそのハンドリング特性を変えつつあった。
でも、誰もその特性変化には目を向けなかった。
進路を完全に変えた車を適正に走らせるためハンドルを戻した。
決して逆にハンドルを切ったのではない。
なのに、特性の変わった車は逆に向きを変えた。
慌てて戻すと、今度はまた逆に向く。
最後は、怖くてハンドルがきれなくなる。
きれなくなった時の方向に車は流れ続ける。
この特性を
ニュートラルに戻す術は無い。



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