何故か、テーマがゴルフでなく経済

私の愛する練習場が閉鎖されて20日
連日の屋上素振りで、クラブを握る時間は増えている。
でも、平日夜にボールを打てる場所が欲しくなって探した。

ここ文京区からだと、会社終わりに行けるのは神宮ぐらいだっった。
後は、東陽町 王子 そして木場 中々ないものである。
かっては、後楽園にも新宿にも芝にも練習場はあったらしい。

さらに、この流れは何も東京に限ったものではないと言うのだから驚きだ。
土地の無い東京は、小さな鳥籠とて、マンションが建つ。

東京の近隣、横浜もさいたま新都心も例外ではないらしい。
交通網の拡充で通勤圏内駅近の高層マンション。


ゴルフ練習場が消えゆく場所に共通する問題は何か
待機児童問題だ。

今、新規に都心の小型住宅を購入するのは、30代の若年世帯が中心だ。
50~60平米前後の2LDK ここに夫婦が入居し、数年後に子供が生まれる。

この層の多くはダブルインカム、さらに育児休職制度に支えられ、育児期間も給与の
6割は保障されているから、会社を辞めることなく育児に専念できる。
問題は、復帰後に子供を預ける保育園は絶対的に足りなくなっている。

なぜ??
保育所が足りないのでは無い、それを必要とする世帯の流入が激しすぎるのだ。
保育所の拡充より、それを必要とする他エリアからの流入者が多い。
原因は明確だ。

小さくても何でも土地さえ見つければ、マンションを建てる。
それも異常な程のスピードでだ。
土地活用が、総て集合住宅になれば、おのずと街の機能は不健全になる。

インフラは人口とのバランス持って整備されてきた。
その、バランスを崩しているのがマンション開発に他ならない。
では、なんでそこまで建つのか?

金である。

溢れる余り金である。

おわかりだろう、確実に回収できるものに金が溢れこむ。
住宅建設だ。
そして、その住宅建設を支えるのが、今の超低金利の住宅ローンだ。
現金は、今 悪い言い方をすれば、刷ってでも市場に出そうとしている。

溢れる金で、土地が買われ、マンションが立てられ
それを分譲して超低金利の融資で購入させる。

デベロッパー 建設業者 金融機関 そして国が、それをシンジケートで行う。

フラット35固定金利

もし、インフレ環境下になったら、このフラット金利では金融機関は成り立たないのでは??

いや、リスクは全く加味されていないか、机上の金融工学で回避されているのだろう。

だれも、先を考えず、目先の動きをしている。

購入する側も同じ、この低金利と、永遠のダブルインカムが返済の条件だとしたら??

今、日本が向かうのは、日本版のサブプライムに他ならない。


練習場の無い、都会の暮らしで

人は、幸せだと 豊かだと いえるのだろうか??