それは何だろうと考える
様々な作家の作品を読み漁ると
次第に見えてくる そんな事がある
文学とは
こころのゴミ箱だと
作者が心のうちに持っている
生きている事から生まれる 垢 汚れ そして 堆積した何か不純なもの
そのはけ口が文学ではないのかと
あまりに美しすぎる表現も
心温まる物語も その起因する部分は心の中に潜む病巣
裏切られるから、安らかな物語が生まれ
病めるから 生き生きとした魂が描かれる
納得が出来ないから、潔い世界が広がり
文学は心の中のものを捨て去るがためのゴミ箱ではないだろうか。