昨夜 仕事で神楽坂を歩いた
夜空にはオレンジの月が浮かんでいたんだ
その月は 2011年10月12日の月なのだけれど
僕らが生きている時代と遥かにかい離した時代 そう例えるなら鎌倉の時代
人々が見上げた月も この夜の月と同じように 秋の夜空に昇っていたんだろうと

そして鎌倉の時代 人々はこの月を見つめ何を思ったのだろうかと

またある人は、月を見上げる事すら忘れ その時代の月夜の空のした
何を行いそして感じていたんだろうかと思いを巡らせた

たぶん、同じように悩んだり 喜んだり 本質は何も変わらず 人としての感情と
おかれた立場と、家族と自分と そんな雑多なものもろを抱えて生きていたんだ

何も変わらない 同じだ

だから2011年10月11日の月はもう二度と訪れない時間の流れの中のひと時の月だけど
それ以上でもそれ以下でもない 曖昧な一瞬を僕らはもっと大切にしなければならないでは

そう感じた夜だった

今この時を あなたは自分の意志として生きていますか

少なくても僕は そう言い切れる自信がもてない