我が青春の と言うよりも もはや 我が人生の さるバンドの楽曲の詩の一部なんだけれど

このフレーズが言わんとする事はとてもとても自己解釈で素敵なわけです。

今でこそ、もうどん底のオヤジと化した私でもね

それこそ、昔は夢も希望もある 若者? う~ 若者と言うより完全なバカ者 だった訳で

それこそ 手当たり次第に恋してたわけです

そんな 思い出の中に、吐息の合間に雨音が聞こえたことがあって

彼女の部屋 丁度梅雨時の深夜 雨音が彼女の それこそ吐息の合間に

いつ 降り出したんだろ と

窓を細めに開けてみたら、かなりの雨で覗きこんだ顔に雨粒が

一瞬の冷たさに窓から顔を引いたら、そこには桜色の顔した彼女の顔があって、白い肌とのコントラスト

今思い出しても あの一瞬の彼女は可愛かった。


そんな彼女との別れ

彼女が計画したその夏の旅行

現地での予定を楽しく語る彼女は笑顔だった

僕は出発する日の朝 何となく 本当に何となく 行く気がしなくなり

空港に行かなかった。

理由は本当になんとなくだったんだけれど


その日から 何度も電話が鳴ったけれど 僕は出なかった

それも何となく ただ 何となく

しばらくして電話はならなくなり


それ以来僕は あの彼女と会っていない

最後にあった時の事さえも覚えていない

だって、最後にあった日、まさかそれが最後だなんて僕は考えてもいなかったんだから。


ただ何となく、それだけの理由 でも それが理由だった。


今思い出せるのは、 吐息の合間に雨の音が聞こえた あの場面だけ


そして、僕は今でも時折 何となく